明日は不本意ながらランチのみ
2021年5月11日(火)
片付けが終わったのは深夜1時、片付けは出来ずパスタの仕込みだけして営業終了。
休みだったはずが、カウンターで話し込んでしっかりこんな時間まで営業してしまった。
「好きを仕事に」した場合、うっかり向き合ってしまった現実に過剰に嫌悪する事もあるだろう。
俺の場合、「絶対に飲食という仕事には就きたくない」というスタートラインから始まってココにいるから、大抵の事はむしろなんて事ない。
ただ、飲食業に就いてしまった若者達が悩むという事はよくわかる。
現実はそう甘くはなく、評価されるのは才能もあり努力もした奴らだけである。飲食業に就くような我々、つまり「ロクでなし」には才能もなければ努力も難しい。
若手のために何か役に立てることがあればイイと思うのだが、なかなか言葉が出なかった。
30歳くらいの時はもっとペラペラ喋っていたと思うのだがな。
朝、朝食とお弁当はカミサンに任せて俺は7時に出発。
ランチに間に合うように帰ってきたが、カミサンもえっちゃんもクリエイティブも「マスターはちょっと休んでな」と言われ、ピークタイムまではゆっくりさせてもらった。
仕込みで手に取った「新玉ねぎ」が美味そうだったので、今日の賄いは「かき揚げ」を作った。
写真を撮れば良かったのだが、うっかり忘れてしまった。
えっちゃんもクリエイティブも「子供に食べさせてやりたい〜」と絶賛してくれて嬉しかった。また作ろう。
夕方、『大奥』初読。
こんな話だったのか・・・宇垣美里も佐久間宣行も福田里香先生も大絶賛されていたので「大人買い」してみた。
アトロクでは「日本史の勉強になる!」と言っていたので、これは『風雲児たち』に続き、長女の日本史の勉強の役に立てばと全巻思い切って購入したのだが、そんな事よりそうだそもそも「よしながふみ先生」の作品だ。
どれほど「別れ」や「断捨離」を経験しても、つきまとうのが「己の性」である。
上手く付き合えれば良いが、持て余すばかり。
そこに「家を継ぐ」という日本ならではの問題が重なり、男とは?女とは?いや、どちらでもない生き方とは?
そしてそんな苦しみを「大奥」という狭い世界で許し合ってきた世界があったとしたら・・・?
というお話なのだが、沼が深すぎて距離感を取りながら読み進めている。ちょっと長女には早いかも・・・
夜、S社長お見え。
今夜こそは早く寝たい。