3/9(水)はお休みします
2021年3月9日(火)
R-1、M-1の唯一無二のダブル受賞といえばご存知「野田クリスタル」だが、実はもう1組その「ダブル」を達成している表現者がいる。
それが俺の愛してやまない「Creepy Nuts」というヒップホップアーティスト。
そんなアーティストのどこががダブル受賞なのかというと、このCreepy Nuts、M-1でもR-1でも、その両大会のテーマソングを担当しているのである。すごい。
今や不良の音楽といえばロックではなく、ヒップホップ。
そんな「悪そうな奴はだいたい友達」でおなじみのヒップホップの世界に、「あ、あの、あの、なんかすいません。ホント僕らみたいなもんがすいません」と、ユニクロとお母さんの買ってくれた服を着込んでやって来た超フツーの子ども2人組が、ラップでは3年連続日本1、DJではなんと世界1というとんでもない偉業を成し遂げた。
しかしそんな偉業も2人にとっては、「でもどうせ明日には誰かに追い抜かれて俺たちは居なくなるんだ・・・」という新たな重しが背負わされただけでしかなく、今でも深夜の『クリーピーナッツのオールナイトニッポン0』では延々と、自分らの情けなさをさらけ出しまくっているのである。
好感しかないわ。
M-1のは「やってやる!」というテンションでムチャクチャカッコいいし、
しかしR-1の方の曲では、「でもやっぱり次の若手に追い抜かれていくんだ。しかし、しかしだけれども・・・」
と、音楽を聴いているのに、青春映画を観ているような感動がある。
そんなCreepy nutsのR-1テーマソング曲『バレる!』を聴きながら就寝。もう立派な落語を聴いているようだ、この曲は。
ハイボールで流し込んだ花粉症のクスリがよく効いてくれて、イイ感じの睡眠だったと思う。
しかし深夜2時半。
我が家の玄関前では、また例のトラトラがやってきて「ナァ〜オ〜〜〜、ナァ〜〜〜オ〜〜〜」と悲しみ風の叫び声。トラトラ、うるさいのよ・・・。
そこへまた今度は我が家の猫のアサリがやってきて、「ニィ〜〜〜ヤァ〜〜〜、オォ〜〜〜!」と反応し始める。
玄関のドアを挟み、2匹で「離れ離れになってしまった、悲劇の親子ごっこ」。やめろ、うるさい。あと悪いけど、お前達は親子じゃないんだ。そもそも会った事ないじゃないのよ。
しばらく説得してから帰ってもらった。しかし、トラトラよ。久しぶりにやってきてくれたお前が、もしかして何か感じてくれているなら、それは正解かもしれん。
アサリに何か言いたかったのか、なんなら「俺と一緒にここから逃げろ」と言っていたのだろうか。
今日はランチも夜も大ヒマな1日。
アルバイトのえっちゃんとエリカちゃんとカミサンと、チーズのお勉強をしたり、パスタの試食をしたりして、それはそれで楽しい時間だった。
ヒマにまかせて冬タイヤの交換が出来たのもよかったな。
さて、明日はお休みをいただきます。
明日は猫のアサリの去勢手術。動物病院に連れて行って来ます。
最後の晩餐として、ちゅーるやら煮干しを食べるアサリ。「ママもお姉ちゃんも、どうして今日はこんなご馳走を・・・?」と、何か不安そうに食べていたが、お前にもまだ野生の勘が残っていたか。
そして、そんなアサリを心配してやってきてくれたのならば、たとえ血は繋がっていなくても、やはりトラトラは男の中の男。
もう、トラトラがお父さんでイイと思う。
「手術が終わって色々落ち着いたら、トラトラと会わせてみようか」とカミサンも言い出した。
去勢手術、トラトラに怒られんだろうか。