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2022-05-09

『ノー・ウェイ・ホーム』に万歳を。

202258()

目が覚めた朝4時から、ここのところ貯まっていた「お笑い」を片っ端視聴。

 

10時。

次女がやってきて「パパ、『スパイダーマン』観ようよ」と、ご提案かましてくれる。そうだ、このGWの間に一緒に観ようと約束してたんだった。

 

次女と2人でリビングで『スパイダーマンノーウェイホーム』を視聴。今日のこの時のために、事前情報は一切遮断しておいた。

MCUシリーズの中で、中学生の次女が「わかるわかる!観てて超楽しい~!」と自分ごととして鑑賞できるのが、この『スパイダーマンシリーズ』。スパイダーマンはアベンジャーズのヒーローで唯一の「こども」、そりゃあ感情移入できるんだろうな。

 

それにしても素晴らしい映画。スーパーヒーローの映画だが、身近な問題や世の中の不条理に「『映画』で報いる」。

 

歴史上、取り返しのつかない不幸がたくさんある。戦争や差別、記録されないもっとパーソナルな悲しみになるとそれはもう数え切れないほど。

遺された人の悲しみは癒えることはなく、むしろ更に新たな「憎しみ」を生む。

そんな終わりのない問題に、今回の『スパイダーマン』を観ながら、悲劇の当事者である主人公のピーター・パーカーがこの「憎しみ」とどう戦ってくれるのか?を見守っていた。

若い世代よ、どうかこの映画で世界を明るい未来へ導いてくれ。

 

と観ていたのだが、途中いきなり物語が転換する。

「え?は?」「それって、『映画』というモノでやってイイんですか・・・?」

 

とにかくそれほどにこれまで観たことのないエキセントリック脚本で進む映画。

しかしそれはガッカリとは正反対で、「よくぞやってくれた!」と感動が止まらない。やってくれた・・・。

次女は感情移入で、俺は子供を応援するような気持ちで二人共ポロポロ泣きながら鑑賞。

 

「いよいよ自立する子供」、それを見守るというのもこのテーマの1つだと思うが、それを次女と一緒に鑑賞できるという幸福よ。

とにかくものすごい映画体験だった。

 

観終わってから次女にこの映画とその周辺の説明を少々。次女もビックリしていた。

 

 

GW最終日。

カミサンはお疲れさまでずっと眠っている。充電だな。

 

俺は掃除やら洗濯やら。

小学校の給食着にアイロンかけるのは久しぶりだった。三女が学校に行けてるという証だ。嬉しい。

 

夜はみんなでお好み焼きを食べた。

夕食中カミサンに「いかに『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』が素晴らしいか」を説いてみたのだが、「知らんし。全然わからんし」とのことだった。

 

夜中、映画の復習しながら就寝。

 

2022年5月9日(月)

本日はカミサンと2人で営業の日。

GW開けなんておヒマだろうなと思われたがランチはおかげさまでボチボチだった。

 

今日は他社さんのピザを試食。ウマー。

 

ランチ後はまた『スパイダーマン』の復習。そりゃあ復習せざるをえんわ。

 

夜、カウンターにはなかなか精悍なヤングマッチョマン。

「どうも、お世話になっております。わたくし・・・」と、訊いてみれば次女の中学校の先生。こちらこそお世話になっております。

次女はお友達とのゴタゴタでバレー部をやめてしまったのだが、こちらの先生が4月から赴任されてバレー部の顧問になってくれているという。

 

しっかり話をしたのだが、悔やまれるのは「もう1年早く来てくれていたら・・・」。若く、熱く、やる気に満ち溢れているこんなフレッシュマンがあのバレー部をみてくれていたら。

 

次女がバレー部を辞めたことにはまるで後悔はない。非常に苦しんだ1年だったから、俺としてはもっと早く辞めても良かったと思うくらい。なんせ今、むっちゃくちゃ楽しそうにやってるし。

ただこのヤングマッチョ先生がとても生き生きとしているので、「この先生のもとで中学バレーを過ごせたらなら」と、少しだけ思ってしまった。

 

好青年と未来について話し合うのは、エネルギーのようなものをもらえる。20歳近くも離れた人が「先生」なんだから、いかに自分が歳をとったか実感しながらも、生命力をワケてもらえたような。

次女はバレー部ではないけれど、どうぞよろしくお願いします。

 

それに引き換え、相変わらず営業時間無視してベロンベロンの酔っぱらいを引き連れてやってくるS社長。

スパイダーマンとマッチョ先生にもらった「フレッシュさ」や「生命力」みたいなものが吸い取られるようでキツいが、しかしこの人も悪い人ではなく、やはり俺の人生の大切な登場人物だ。優しくしてあげたい。

 

鉄くず屋のクズマ社長も¥1500万ほどの納税をやり遂げたという事で、何一つ気兼ねすることなく御ン会計させていただいた。

円安だもんな。

 

 

 

 

 

 


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