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2018-03-26

卒園

2018年3月26日(月)

以下、保護者会長a.k.aマスターによる、「ご挨拶」全文セルフ書き起こし。

 

さくら組のみなさん、卒業おめでとうございます。

先生方、職員のみなさま、保護者を代表いたしまして一言ご挨拶させていただきます。

長きにわたり、先生方には本当にお世話になりました。本来であれば我々が家庭でするべき「しつけ」や、本を読んだり手遊びしたり工作したりという「学習」の面までも代わりにご指導いただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。

親子ともどもこの保育園生活の中で、とても幸せな時間をすごさせていただきました。ただひとつ悔やまれるべきは、なぜ我々はもっと普段から感謝の気持ちを表明出来なかったのか、という事に尽きます。

 

この町に暮らす人間にとって、保育園というのはインフラです。道路や橋、電気や水道のように、保育園もあることが当たり前のように思ってしまっていました。

東京や横浜などで起きている「待機児童問題」のニュースを見たときだけは、「ああ、なんと我々は幸せだろうか。ありがたい事だな」と思うのですが、それはその一瞬だけです。

我々は先生方にもっと感謝の気持ちを伝えるべきでした。こんな特別な日だけではなく、常日頃からありがとうございますという言葉をもっと発するべきでした。

卒業するみなさん、みなさんがこれからもずっと楽しく毎日を過ごすには、「ありがとう」という気持ちをいつも感じる事が大切です。

「ありがとう」はわざわざ探す必要はありません。人間はいつも誰かのおかげで生きています、周りを見渡せばゼッタイに誰かがあなたの事を見守ってくれています。そしてあなた方も誰かの支えになっています。

我々保護者も、いつも何かに「ありがとう」と思えるような大人になれるよう、これからも子どもたちと一緒に成長して行きたいと思っています。

これまで大変お世話になりました。先生方職員のみなさま、どうぞこれからもお体にお気をつけ、残りの子どもたちの事も引き続きよろしくお願い致します。

本日は大変ありがとうございました。

 

台本としては「こんな感じで行くか・・・」と思っていたのだが、いざ始まってみると「いや、とにかく早めに終わらせよう」とザックリとこの半分ほどにとどめておいた。

 

卒業式クライマックス。卒業園児が「将来の夢」をみんなの前で一人ずつ発表していく。「サッカー選手になりたい」「美容師さんになりたい」「看護師さんになりたい」と、みんな可愛らしい夢を語る。

さて、三女の番。

先日、小学校の参観日で行われた「二分の一成人式」とかいうイベントでは次女が「ワタシがとおりみちを継ぎます!」と宣言していたが、果たして三女は・・・?

 

「ワタシの夢。ワタシはお金持ちになりたい」。

一瞬ざわつく会場。そして「お金持ちになって、パパとママの夢をなんでも叶えてあげたい!」。

 

ありがとう。淡路島沈むくらいの目汁が出たわ。

 

ただいつも一緒にお風呂に入り、「はぁ〜、ワタシがスネ夫だったらもっと大きなお風呂に入れるのに〜」という愚痴を毎晩聞いている側としては、「お前の金持ちになりたいのは俺とカミサンには関係無いんじゃない?」という一抹の不安を覚えながらも、まあ悪い気はしなかった。俺も小さい頃はオヤジに「いつかベンツ買ってやる!」なんて言ってたなぁ。

 

なんにせよ無事卒園。何事もなくここまで大きくなってくれてありがとう。

お前に頼らんでも、大きな風呂くらい作ってみせるわ。待っとけよ。


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