「いつか」とは。次女卒業。
2023年3月10日(金)
あまり良くなっている実感おなく、今朝も喉の痛みで起こされる。寝起きが最も痛むのは、きっと口呼吸をしてて喉が乾いてしまうんだろうな。
それでも起きてしばらくすると、徐々にマシになって来てくれている。
本を読める集中力をくれるほどには痛みが引いてくれた。『踏切の幽霊』。サスペンス・ホラーモノなのだが、これはなかなか・・・
家族や、大切にしなければならない人のいる「働く人」は必読。
ランチはおヒマ。
しかしけっこうたくさんのテイクアウトのご注文をいただき、ランチの売上の辻褄を合わせる事ができた。
ただ、それは本来休憩するはずの時間帯。休み無しで動き続け、カミサンはもうこの時点でクタクタのように見えた。
俺もほぼ絶食でもうすでに4日目に入っており、視界が狭く感じられてきている。
夜営業。満席御礼、ありがとうございました。
18時にはお互い疲労困憊で、キッチンではもう会話どころか、返事も出来ない。調理台の向こうにいるお互いに、「アレ取って」を言うことも億劫で、もう全然仕事にならないような状態だった。
それでもなんとか滞りなく営業終了。
片付け終わった時、「思ったよりは早く終われたな」とヘッチャラな素振りをするのが精一杯だった。
疲れ果ててるカミサンを見ながら、昼間に読んだ『踏切の幽霊』を振り返る。
だいたいみんな、その大切な人の事を「いつかは幸せにしてやりたい」とは思っている。
その言葉や想いは本当で、ウソなどまるで無いのだが、実際はいつ来るかわからない「いつか」であり、つまりは「後回し」にしてしまっているのがほとんどだろう。
しかし「いつか」って、いつだ?
別れというのがいつやってくるかは誰にもわからない。その時いくら後悔しようが、手の打ち様はもう無い。
家族を人質に取られているような思いで、仕事をせざるを得ないというのは痛いほどわかる。
だがそれは当人がそう考えてしまっているだけで、本当は「幸せにしてやりたい」から逃げているだけなのかも。
「今この瞬間」にこそ、思いやりを発揮せねばならない。
そんな事を思いながら、俺ももう完全にエネルギー切れ。ちょっと横になったらすぐに眠ってしまっていた。
ここのところ、「お前の仕事への向き合い方って、ホントにそれで合ってるか?」と問われるような本や映画に出会わせてもらっている。
2023年3月11日(土)
お休みをいただいて次女の中学校へ。
本日は卒業式。いやぁ〜、本当に色々とありましたなぁ〜
式中。
相変わらず我々大人側の「祝辞やご挨拶」が全然響かない。それに対して、在校生の送辞、卒業生の答辞は非常に素晴らしくグッときた。
特に生徒会長の挨拶は、聴いてる全員が彼を応援したくなるようなモノだった。タカちゃん、息子さんは立派な男になったぜ。
次女、お疲れ様。そしてよく頑張った。さぁ、また新しい人生が始まるぞ。
夜はアルバイトのあゆちゃんファミリーから戴いたケーキでお祝い。みんなで楽しくお祝いが出来ました。
俺も夜から少しずつなら食事ができるように。今日1日でもうだいぶ喉の調子が戻ってきてくれた。
さすがにアルコールはやめておいたが、むしろそれより「甘い物」が食べたくなっている。絶食で時間を過ごすとこういう事になるものなのか。なるほど、ムリなダイエットした人はそりゃあ「リバウンド」みたいな事になるだろうなぁ。
と、あゆちゃんからもらったケーキを俺も一口、と思ったのだがもうすでに平らげられていた。
親戚から送ってもらったケーキもあったはずなのだが、それももうほとんど無い。
リバウンドせずに済みそうだ。