2021年3月16日(火)

深夜、本読み。

 

サンキュータツオという人には、複雑な思いがある。

世の中の「好きなんだけど、でも自分にはそんな才能は・・・」という昭和51年生まれのお笑い好き人間たちの、その「自分には出来なかった世界線」をリアルに成し遂げている男、サンキュータツオ。

 

『東京ポッド許可局』は毎週聴いているんだが、しょっちゅうイラっとするような事を言いやがるなコイツは、とサンキュータツオに対して悪感情もなくはなかった。

しかしそれは憧れの裏返しだったんだな・・・。

 

散々と味わってきた「別れ」を綴った、『これやこの』。悲しみたっぷりだが、どこか他人事のような文体がそれが素晴らしい。泣かずに泣けるというか。

図書館に買ってもらったので、みなさんもぜひどうぞ。

 

 

そしてお隣の『世界一楽しい決算書の読み方』。

これも非常に面白かった。

 

20代の前半からずっと自営業だから、感覚的には会計の事はわかっているつもりだったが、いざこうして分解して説明してもらうと、「なるほど・・・」とヒザを打つ事ばかりだった。

 

そして、もっとも面白かったのは『c/f』のところ。商売やってるんだから、当然「現金」というモノを非常に大切にしているのだが、実際分かりづらい部分だ。

 

しかし、俺にはムチャクチャにすんなり入ってくる話。なにも難しくない。

 

というのも俺はここ7~8年、知らず識らずのウチに、このあたりの「経営論」を夜中じゅうずっと叩き込まれてきた。

S社長に。

 

「ま〜たおんなじ話して〜」「酔っ払っちゃってもう〜」と、なんならおざなりに聞いていたS社長の話は、振り返れば基本的にはキャッシュフローの話。

 

「マスター、結局は売上じゃなくてね・・・」と、毎夜俺に教えていてくれた話が、ここで今決算書の本を読んで初めて「あ、あれってこういう事だったのか」とわかって感動してしまった。

S社長。酔っ払いのかわいいオジサンだが、しかし本当にちゃんとした経営者なんだなぁ。

 

 

5時起床。

朝食はベーグル。ハムタマゴサンド、そしていちごとマスカット。まぁまぁやな。

 

9時半、撮影。またそのうちテレビに出るっぽい。

 

 

ランチも夜も大忙し。どちら様もありがとうございました。

 

明日はお休みをいただきます。

どちら様も、ナイスな水曜日をお過ごしくださいませ。