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2019-01-20

IH交換ナイト

2019年1月19日(土)

クタクタ&ヘロヘロ。

次女のバレーボールの保護者総会。まぁそれはカミサンに出席していただいたおかげで俺はフケる事が出来たのだが、そのあとの飲み会よ・・・。保護者総会の会場がウチの店の個室で、その後の飲み会は店のフロア。大盛り上がりの保護者達、21時の閉店時間は大幅にずれ、俺が片付けが終わったのは明けて午前1時だった。

 

で、問題はその保護者たちではなく後の俺の行動で、どうして俺はそこからハードボイルド小説を300ページ以上も読んでしまうのか。『偽りの銃弾』読了。これね〜、面白いよ〜。推理小説のカテゴリーなんだろうけど、後半からは主人公の行動がどんどんドライブしていく。ミスリードにつぐミスリードで、読み進めば進むほどに「いったい俺は誰の何を信じたらイイんだ!」。そりゃあ最後まで読むわ。読むの早い人なら1日でいけるはずだし、映画好きなら『アメリカン・スナイパー』や特に『ハートロッカー』に震えた人には絶対オススメ。そして、これから家族を持とうする全ての人に。

 

で、朝8時。やばい!今日は長女が練習試合で、7時には中学校に送ってやらねばならんかったのに!と飛び起きてみたが長女も寝ている、うわぁ〜やってもうた!

しかし同じく横で寝ているカミサンによると「あ、今日は風邪気味でお休みにしたのよ」と。あ〜焦った。

 

そこから昨日の片付け&仕込み。頑張って動こうとするのだが、カラダ(特に右の五十肩)の動きが悪い。クソ〜、昨日のバレーの保護者と『偽りの銃弾』め〜。

 

ランチは徐々に忙しくなっていく感じ。13時くらいからバタバタし始めて、もうとっくに、なんなら起きたときから既にライフはゼロの状態なのに、席が埋まり始めた。これはヤバイ感じだ・・・。

カミサンも体力の限界が近づいていた頃(俺はもう死んでたが)、なんと「遊びに来ました〜」とスーパーアルバイトのSさんが!お休みのハズなのに!Sさんが働いてくれたおかげで俺もカミサンも少し回復する事ができた。

 

しかし、それでも今日はほぼ休憩なしで夜営業がスタート。

最後のお客様の時にはもう二人共ゾンビのようになっており、そしてお客様がお帰りになれば今夜はお店のIH調理マシンの交換の日である。マジかよ、きつい。

 

先日届いたマシン。めちゃくちゃにデカイので、早く交換せねば邪魔で仕方ない。それでも設置とコーキングは「おやすみの前の日」でなければ出来ないので、それで今日まで待っていた。

 

メーカーが作ってくれてる動画も見たし、だいたい30分もあれば交換は出来そうだ。コーキング合わせても、まぁ長くても1時間で余裕だと考えておりました。

箱から出すまでは。

 

「設置する日までは箱に入れとこう。ガラストップが傷ついてもイヤだし」と、カミサンも俺も届いたそのままの状態で放置していたのでわからなかったが、このニューマシンは「ウチのキッチンには取り付け不可」。これを設置するには、特殊なキット&工事してくれる人が必要らしい。嘘でしょ・・・。

 

疲労と絶望にくれるカミサンだったが、俺はどうしても諦めがつかない。(何か方法があるはずよ・・・)と、今朝方読んだ『偽りの銃弾』の主人公になってこのピンチをくぐり抜けると決めた。あっちは「夫と姉を殺した真犯人を絶対に捕まえる」、こっちは「IHクッキングヒーターが上手く設置出来ない」。言うまでもなく共通点はない。

 

しかしフト思ったのだ。「じゃあこの交換される古いIHは、どうして何事も無かったようにココに設置されているんだ・・・?」。そうか、こいつにもそのキットが使われているはずだ!(すいませんね、昨日ハードボイルド読んだものでこんな書き方になってしまって)

今までずっとこれがウチのIHだと思っていた大きな機械は、ドライバーでばらしてみると実はやせっぽち。そのやせっぽちのまわりを覆っていたのは「設置用のキット」だった。

 

こびりついた油を洗い落とし、再び組み直し。「もしこれが新しいマシンにも使えるキットなら・・・」と淡い期待と勢いで設置してみる。

つ、使えた・・・。またもや午前1時だが、1日分の売上以上の利益のある「発見」と「仕事」ができた。

これで来週からは気持ちよく仕事ができるわ。

 

風呂に入り、疲労と油でまみれたココロとカラダが回復したら、待っているのはジョー・イデの『IQ』。新時代のポップスター「クィンターベイ」は、ミステリー界の『ブラックパンサー』になれるのか!

ちょっとだけ読んで寝よう。


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