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2018-11-19

イクラ

2018年11月18日(日)

昨夜、ちらっと映画鑑賞。俺はかつて映画に対してもずいぶんスカした態度をしていた時期があり、00年代はほとんど「アクション映画」というものを観ていない。それどころか、ハリウッドに対しても否定的で、田舎の少年が都会に出てきた感を丸出しに、ウォン・カーウァイやらタランティーノ(当時のね)ばかりを漁っていた「痛い男の子」だった。今はそんな事なくて、全ての作品、映画人に対して敬意をもって鑑賞しているのだけれど。

という事で、その抜け落ちた時代の映画を掘っていってみようと『トランスポーター1』を観てみたが、やっぱ難しい・・・。オールタイム・ベスト、みたいな映画は俺にもあるのだが、アクション映画に関してはそれは絶対に公開の瞬間に観なければ、映像も演技もどうしてもフォロワーが追い抜いて行ってしまうのだ。その時に観ていたらきっと思い出に残っていたのだろうけど、今ではどうしてもチープに映る。でも映画に罪はないんだよ。

スカした態度をしたせいで、大切なモノを失う。

俺ももう42歳。大好きな『映画』がこれ以上楽しめないなんて、絶対にいやだ。二度と大事なものを失くさないためにも、何事にも真摯でありたいと思わされた。

 

今日は仕入れデー。

「わたしたち、行かない〜」と言っていた次女と三女だが、今日はオフクロがおらんのだ。すまんが付き合ってくれ。「おしゃれなメガネ見つけたから、これ着けて行くわ〜」と三女はごきげんになってくれた。それ、カミサンの花粉対策メガネなんだけどな。

 

まずは100均で消耗品やらを購入。そうだな、クリスマスグッズも買おう。

 

その100均のある場所のすぐそばには「回転寿司」があった。三女「パパ〜、ちょっとだけお寿司食べない〜?」

白洲正子もびっくりな審美眼で100均をくまなく調べ上げるカミサンの集中力にくたびれた俺と三女は、「ま、『玉』だけオシャレにつまんで出てきましょうか?」と回転寿司に向かったのだが、開店まではあと1時間あるらしい。仕方ないから、となりの喫茶店は?と提案してみたのだが、三女からは「ワタシはイイけど、そこ、お寿司あるの?」と、まるで「俺はイイけど、YAZAWAはどうかな?」みたいに返された。

 

100均での白洲正子ゴッコも終わり、次は五日市に出来たデカいアウトレットモールへ。三女は「お腹へった〜、お腹へった〜」とうるさい。

ちょっと早いけど混み合ってるし、まぁフードコートでも行って軽く昼食済ませようかと言っているのに、一人だけ「いやぁ〜、なんかちょっと違うんだよなぁ〜」と譲らない奴がいる。やむなく、俺と三女だけ別行動。

 

次女からは「クレープとカフェラテ食べてるよ〜」と写真が送られてきた。ああ、いいね。美味しそうだね。俺と三女は、トーゼン回転寿司におるんだが。

 

三女「パパ〜、イクラ2つ食べてもイイ〜?」、どうぞどうぞイイですよ。お皿に乗ってるの2つとも食べてイイですよ。「そうじゃなくて〜、イクラのお皿2つ頼んでほしいのよ〜」。お前、4貫も食うの??ま、まぁイイけどね・・・。

 

たしかに朝のうちに「玉でもつまんで」とは言いました。けど、その「玉」っていうのは「鶏の卵」の事で、まさか卵は卵でも「鮭の卵」をそんな食べるとは思わんじゃない?

「パパ〜、そういう時はそこにある紙に書いたらイイみたいだよ〜」。レーンに流れてくるイクラに「あれはワサビが入っているからやめておきなさい」と、軍艦にワサビなどあるわけ無いのに、ウソをついてでもなんとか別のネタを食わせようとしている俺に、三女から的確なアドバイスが来る。周囲を見て覚えたようだ。「いくら、ってワタシ書こうか?」、いいよ、パパが書くよ。そのハイボール風なカルピスも飲めよ〜、頼んだんだからさぁ〜。

「パパももっと食べたら?」って言ってくれるけど、パパそんなに現金持ってないんだよ〜。回転寿司とはいえ、すでにイクラ6貫だしさ〜。

 

って、またイクラいくや〜ん。もう、すごいやん。8貫も食ったやん。あ〜、だめだめ、もうおわりよ。もうイクラはダメ、よしなさい。

 

まぁ可愛さに負けてイクラを食わせ過ぎてしまった俺が悪いんだけど。

その後ムラサキスポーツに行き、二人でおそろいのズボンを買いました。散財したしカラダにも悪そうな一日だったけど、なんか楽しかったな〜。


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