あのね、まずはJBなのよ
2023年2月18日(土)
オールナイトニッポンの55周年記念で、「オールナイトニッポン55時間スペシャル」が始まった。
・・・55時間はさすがに聴けない。
好きな部分だけを聴けばイイ。
だって俺には聴かなければならないコンテンツはTBSラジオにも山ほどある。文化放送にもあるしTokyoFMにもJ-WAVEにもFMヨコハマにだってある。FM802じゃなくて「FM大阪」という謎の局(収録は東京でしているらしいのだが、なかなかのアングラ)のまで聴かなければならないし。全部は無理だ。
が、それでも一応、「チャレンジするだけ」はやってみようと思う。
55時間聴き終わった時、何か新しいものを発見できるかもしれん。聴力と引き換えになるだろうが。
『カメ&アンコー』さんという社員さんの事は知らなかったな〜
ランチ。
土日の営業を支えてくれているアルバイトのあゆちゃんがお休み。あゆちゃんは、春から働くお仕事の関係で、ボランティア活動に行かねばならないらしい。
「拒否しづらいパワーバランスを持ってして、無賃金でやらせる『ボランティア』という名の搾取」というのには虫唾が走るのだが、どうかあゆちゃんがそうではありませんようにと祈る。
さて、あゆちゃんのいない土日営業。喫茶とおりみちとしては、これはどうしたもんだろうか。
と、悩んでいるところに思わぬ「助っ人」が来てくれた。
さほど忙しくもなかったように思っていたが、それでも14時まではずっと満席御礼ありがとうございました。
14時まで満席だったんだから忙しかったはずなんだけど、カラダは全然余裕。
スーパーアルバイトのえっちゃんも居てくれたのだが、本日の助っ人も非常に凄かった。
その助っ人は「あゆちゃんのお母さん」。
「スタッフのスキマ」というのはどの業界でも頭を悩ませるのだろうが、まさかそこに「そのスタッフのお母さんが来てくれる」というのは、これは絶対にどこの業界どこのお店でもあり得ない話。
「あゆちゃんがお休みなので、お母さんお願いできますか?」「喜んで!」。こんな、こんな話はあり得ないのだが、実際に今日島根の山奥の喫茶店で起きたのだ。
古田の言った「代打、オレ」を上回る、「代打、お母さん」。すごい。
つくづく「ご縁」というものを大事にしないとなと思う。
夕方。
カミサンがお昼寝をしている間に、次女のリクエストでお好み焼きをこしらえておいたのだが、
起きてきたカミサンがおもむろにそこに「豆乳プリン」をぶち込む。見事な隠し味だった。
夜はおヒマ。
閉めようかな〜という頃。カウンターには「ALT」という子供らに英語を教えてくれるアメリカの若者がお一人で。
彼が何度か来てくれているのは知っていたが、カウンターは初めて。
日本に来てからまだ半年も経っていない、日本語もほぼわからないというのをピザ食べながら話してくれた。
俺も英語は全然わからないのだが、なにかおもてなしをしようと少しばかりのカンバセーション。なぁに、翻訳機(ハイボール)使えばなんとかなるわ。
最初は全然わからなかったのだが「テキサス。」みたいな音声が聞こえたので、そこからは「テキサス!じゃあキル・ビルとかトラビス・スコット好き?」と、訊いてみると「エミネムの方が好き〜」だって。
そこからは映画とHIP-HOPを共通言語に、大いに盛り上がった。
楽っしい!もちろん英語はうまく話せんが、「好き!」の熱さえあったらなんとかなるもんだな!
そして、ヒューストン(NASAがあるんだって)からやって来たこの若者に、最終的には「お前らジェームス・ブラウンの良さを全然わかっていない」と60’sブラック・ミュージックの解説まで。
さらに、これ聴いてご覧とケンドリック・ラマーを聴かせておいて、それから「これがそのサンプリング元だぞ」とアイズレー・ブラザーズをかけてやったのだが、本人は「old…」と全くわからかったようだった。
いやぁ〜、久々に「クソうざいバーテンダー」やってしまったなぁ〜。
彼、もう来てくれんかもしれんなぁ・・・。せっかくHIP-HOPの話が出来そうだったのに。
営業後。
リビングに上がると、長女と次女が2人でギターセッションしていた。
2人で「ワン、ツー・・・」で首を振りながらギター弾きはじめるの、めちゃくちゃ絵になるね。
お昼は「あゆちゃんのお母さん」が活躍してくれるし、さっきのカウンターでの会話も楽しいし、2人のギター聴くのも楽しいし、今日はサイコーの1日だったな。
そういえば、ダイエット的な事はしなかった。
55時間やり遂げて、「ラジオ聴くだけでシェイプアップできる」ってエセ記事でも書いてみようかな。