待ってろそのうち本気出す
2022年11月4日(金)
朝食は、にゅうめんを作った。子どもたちには概ね好評。
三女は昨日の「お化け屋敷作り」のイベントで疲れているようだったが、それでもなんとか頑張って登校。
その行く道すがら、車中ではずっと三女のテンションが上がるらしい「Vaundy」というアーティストの曲を流させられる。
おぉ、けっこうイイじゃないか。
なんて、若者に寄り添う風のクソオヤジになりさがりながら小学校まで運転手を務める。
ランチ。
今日は俺もカミサンもクリエイティブS女史もみんなダボダボのズボンを履いていた。
「もうワタシ達、締め付けられる系の服は無理よねぇ〜」と、みんなウエストのゴムを引っ張り上げながらの営業。
夕方。
ここ最近、町内のある若者と「仕事論」について語らう事があり、今日もそんな感じに。
島根に帰ってからは「仕事」について話せる仲間もいなかったので、俺も嬉々として喋りすぎてしまうのだが、良くないな。「わかるわ〜」なんていう知った顔したオッサンは、それこそ若者に寄り添う風のクソオヤジ。非常にダサい、大いに反省。
ただ、その彼から「ホスピタリティについて考えています」という言葉が出た時。
その時本当に、神戸時代に元町のバーテンダー達で仕事終わりにみんなで集まって、安い安い焼き鳥(美味い)やらカッタイ硬いゴムみたいな焼肉(これがまた美味い)をツツキながら「俺たちどうやったらもっとイイ店を作れるんだろうか」などと語り合った日が蘇ってくる。
俺たちもあの頃常に「ホスピタリティ」を語り合っていた。
しかし残念ながら俺もまだ道半ばの中学34年生。彼の悩みにズバッと答える言葉や経験は、いまだ足りておらずに申し訳がない。
ただひとつ言えるのは、あの頃夜な夜な集まってベロンベロンになりながらでも、それでも真剣に「俺の思うホスピタリティっていうのはぁ〜」と語っていた奴らはその20年後、1人残らずみんな仕事で大成功している。
そして「そんな事より売上」と言ってた奴らの方は、みんな借金だけ残していなくなった。
バーテンダーは辞めて、他の業界に行った奴も多いけど、どんな業界だろうと今もバリバリにやってる。
奴らの共通点は、確かに「ホスピタリティについて」考えて、そしてそのホスピタリティを「楽しんで」いた。
考えなくっちゃいけない事は山ほどあるだろうけど、「ホスピタリティ」ってのは、時間を割いて考える価値はあるんじゃないかな?とだけは伝えたい。
神戸時代は俺が奢ることが多かったが、今や奴らはみんな大社長やオーナーばかり。今度神戸行った時は、絶対に奢ってもらおうと思う。
久しぶりにあの安い焼鳥やら硬い焼肉も食いたい。いつかその若者も一緒に行けたらイイな。
それでは来週の営業の予定でございます。金、土以外は夜はお休みになっております。ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
そして我々喫茶とおりみちですが、三女が中学出るまでは、その「ホスピタリティ」は家族の方に使わせていただく所存でございます。重ね重ねご迷惑をおかけしますが、それまでどうぞひとつよしなに。