時刻表とアイドル宣言
2022年9月3日(土)
今日も長女は文化祭。
だが、コロナで出てこられないお友達もたくさんいるらしい。
水曜日の『佐久間宣行のANN0』にて、ゲストで来ていた品川庄司が「今やってる活動は、70歳になった時に相方と『あの時〇〇だったなぁ〜』と酒を酌み交わす時のための、おつまみを作っているようなものです」と言っていた。
仲間との思い出か〜〜〜。
俺は学生時代も20代も30代も、語り明かせる仲間や思い出があるが、今の中学生高校生大学生は、どうやってもそれが作りづらい時代だっただろう。
この時間の消失というは取り戻すのは難しい。が、せめてこれからの君たちの将来が明るいものであるように願っている。時代はまだまだ厳しくなっているようにも思えるが、それでも君らの未来の応援が、口先だけじゃなくちゃんと少しでも出来るよう、「大人の端くれ」としてマスターもがんばろうと思います。
ランチ中。
キッチンでは高校の文化祭の様子がリアルタイムで配信してもらえていたので、それをカミサンと聞きながらお仕事。みんな、楽しそうにしていてマスター感激だったわ。
ま、そうやって長女は一生懸命に頑張っているとして。
問題は次女である。
十分なお勉強してないのも知っているし、テストの結果を一切見せてきてないのもバレている。今は「マチコミ」ってアプリがあって、先生から「本日、テストの結果を持ち帰らせましたので」って連絡くるんだからな。
そこで、昨夜のウチに次女が第一志望としている高校の入学試験の過去問を持ってきて、「朝はちゃんと時間を計ってコレをやってごらんなさい」と厳命しておいた。まずはひとまず英語を。
受かるとか落ちるとかは「運」みたいなもんもあるけど、どうせ勉強やらなきゃなんないんだから、「成績をあげるゲーム」だと思って楽しんでみろよ。
ランチ後。
撃沈している次女。呆然と、自己採点した用紙をただ眺めるだけの秋。芭蕉がおったら、イイの詠んでくれそうな雰囲気だ。
いやいや、お前、大丈夫だってば。
ちょっと一緒に見直ししてみようよと、テイクアウトなどはカミサンにおまかせして、次女と一緒に英語のお勉強。
次女、「わからない・・・、わからないわ・・・」って、拒絶反応が出ちゃってる。
英語って別に「怖いもの」なんかじゃないんだからと説明するが、もう「ワタシには無理・・・」と。
ここから自信を持たせるには相当な時間がかかりそうだなと思っていると、「パパ〜、ワタシの分も採点して〜」と三女が漢字検定の問題集を持ってきた。
90点。
次女、よけいに白目になっている。
だが、たしかに不利だなと思わざるを得ない問題もあった。
全問不正解だった設問2がそうだが、これを見て、邑南町の子供のほとんどが何か理解出来ないと思う。
もちろんコレは時刻表なのだが、次女はこれまで時刻表というものを見た事がなかったらしい。
たしかにそうだわ、見た時無いだろうな。縦の7、8、9、10が時間を表しているとはわからなかったらしい。
三江線という邑南町に唯一通っていた線路も廃線になって久しいし、バスに乗ることだって無い。こりゃあ邑南町の子供らには確かに厳しいかもしれんなぁ。
「御徒町」とか「瓜破」とかが、自分の生活になければゼッタイ読めんように、車社会で生きる寒村の子どもたちは「時刻表」がわからないのだ。
それでも試験の当日はなんとか解かなけりゃならん。
夜営業が始まるまでの2時間。父娘でびっちり中学英語をやり直した。
夜営業。
お昼も大忙しだったが、夜もなかなかの賑わい。どちら様もありがとうございました。
なんかムッチャ疲れてるなぁ・・・と思ったが、たぶん昼の中学英語だな。次女も頭から煙が出ているような感じでうなだれている。パパもだよ。
明日は早朝から三女の小学校に草刈りに行くので、お店はお休みをいただきます。元気があれば、長女の体育祭も観に行けたらな、と。
どちら様も、台風などにご注意いただき、よき日曜日をお過ごしください。
追伸
中国にとても愉快な5人組アイドルグループがいるらしく、しかも「5人全員がマスターに似ている」とLINEで連絡あり。
アイドル?そんなもんに俺が似てるわけないだろう、と画像を見てみると、
刈り上げ。胸デカめの中肉中背。真四角に近い輪郭と、そしてそこに沿って茂るヒゲ・・・。
これは・・・
ってことは、俺ってもしかして中国にいけば誰か(だいたいファン層の予想はつくが)のアイドルになれるの・・・?
こりゃあプロデューサー次第じゃ、人生一発逆転もあるかもしれん。
このように、46歳からでも「何かが起きる可能性」もあります。
高校生諸君におかれましては、どうか決して腐らず、夢を持って歩んで行ってくれたらなぁと思います。
コロナ禍でも、46歳よりは全然有利!