せんたく
2024年1月6日(土)
『ハンティングタイム』読み直したりラジオ聴いたりしてたら、もう朝5時。
酒を飲まなきゃ飲まないでこんな事になってしまうのだが、通勤時間は「布団から出て、階段降りたらもう職場」。
ギリギリまで自分の趣味に時間を使えるのは、自営業者の特権である。お許しください。
朝、仕込み&モロモロ。
最近は浴室乾燥で「お洗濯を干す」というのもコツを掴んできており、ウチの狭い浴室でも「特にココのポイントがよく乾く」という場所を見切った。
あの「フードが乾きにくいからあまり着るな」とカミサンから指導されたパーカーさえも、ちゃんとタイマーの時間内に乾いてくれる。
営業中は「トイレ、行ってきます」と2Fに行くフリをしながら、浴室に向かう。
すでに乾き始めているモノはココ、そして出来たそのスペースにまだ乾きが足りないモノを移動させる。けっこう楽しい。
たまに次女や三女に「お洗濯、干しておいて」とぶっきらぼうに頼むときがあるのだが、あれは仕方無しに時間が無い時だけで、本当は常に俺が干したい。
お弁当を作るのも楽しいが、洗濯を干すのもなかなかクリエイティブで面白い。これまでは「浴室乾燥3h」だったところ、なんと最近は「2.5h」ですわ。
塵も積もれば山となる。そのうち2hを目指すぞ。
ランチ、おヒマ。0.5hほどの電気代節約ではどーにもならん。
カウンターには、今日も島根に帰省してきてくれた若者が新年のご挨拶に。お前らみんな、どうしてそんなにイイ若者に育ったの?
それに引きかえ、我々中年たちのなんと情けない事…
ヒマに任せて、カウンターで若者としばしお喋り。社会人になってからの東京ライフ、どうぞ満喫しておいで。
それでも13時からはようやく満席御礼。
しっかり汗をかくほどの忙しさで、前半のヒマさも帳消し。充実感もしっかり。
夕方にはテイクアウトのご注文もたくさん頂き、休憩はナシ。ありがとうございます!
夜はボチボチ。
程よい感じの忙しさ。キッチンではカミサンとスタッフLさんとみんなで楽しいオバトークしながら。
カミサンの話によると、年末にカミサンの実家に置き去りにしてきた次女が、「さらに青春を爆発させとるわ…」らしい。
お義父さんお義母さんには、先の春から長女の日々の暮らしの面倒を見てもらっている上に、さらに次女の「この冬休み、関西で大冒険!」という生活まで甘えてしまって大変に申し訳ございません…(美味そうなレトルトカレー10パック送っておいた)。
でも「うちに秘める」長女と違い、次女の場合は「どんどん動き回る」のが彼女のエネルギーになるような気がします。
こんな経験、他の島根の高校生が出来ることは、まず無い。「ママの実家」に大いに感謝し、精一杯爆発して来たらイイ。
レトルトカレー10パックではございますが、どうぞもうしばらくよろしくお願いします。
深夜、山本文緒先生の『無人島のふたり』読了。
「子育てとは、『己の死に方』」と、思わせてくれたのは『流れる星は生きている』の藤原てい先生だが、『無人島のふたり』は、「今から来る死」をリアルに教えてくれる。
親父の最期の2ヶ月間、側でそのガン闘病を見、その上で自分なりの「俺の時の選択」を決めたつもりでいたのだが、『無人島〜』を読む限り、どうやらどう選ぼうともガンの苦しみからは逃れられないらしい。
でもまぁ、それはそれで腹は決まった。
だが序盤からすぐに、どうしてもカミサンや娘たちの事を思わずにはいられない描写が続く。
俺の話として読んで死にたいのに、どうしてもカミサンの事がチラチラしていて、「お願いだからお前は死なないでくれ」と思いながら読む。俺が死ぬ時の準備と思って読んだのに、俺が生き残る方になってしまった。
年末の「花園」は最高だった。
あれから若者たちのキラキラをたくさん見れた。
試合に出れなかった選手も、スタンドから大声で応援した選手も、カウンターに来て「このままじゃダメなんです」と苦しむ大学生も、「なんとか自力で引っ越ししました!」と胸を張る新社会人も、みんな頑張っている。みんな素晴らしい。
今年に入ってとんでもない事ばかりおきているけど、でもコイツらに任せてたら絶対大丈夫だわと安心して思える若者がいっぱいいる。未来は、全然暗くないね。素晴らしいと思う。
そこへいくと、我々40~50歳のオッサンどもよ…
俺を含め我々は、ちょっとここらでビシッとカッコいいところを若者たちに見せられるようにがんばろうや。
でも若い世代のために何が出来るだろうなぁ。俺らって、そもそもカッコ悪いもんなぁ。
今夜はちゃんと歯間ブラシする。くらいしか思いつかんわ。
昨日呑んでない分まで飲み過ぎた。