モルト
2023年11月25日(土)
次女の登校が無くなったという事で、お弁当も朝食も無し。ありがたい〜
ギリっギリまで朝寝キメてやろうと思っているのに、ウニちゃんが「ごはん出せ、背中かけ」などと迫ってくる。可愛いので、ヨシ!
ランチ。たまにある、「週末なのに平日よりもおヒマ」な土曜日。
しかし、「親切なオジサン」であろうとするマスターとしては、忙しくないのは悪い事ではない。ゆっくりと丁寧にお仕事が出来、満足感のある営業だった。忙しくても親切でなければならないのはわかっているが、いかんせんまだ新人なもので。
夕方、友達からモルトのプレゼントが届く。
夜。
そのタリスカーをいただく。まずはストレートで一口いかせてもらって、それからレモンの皮だけ入れたハーフソーダで飲んだ。
美味いし、豊かだ。
いつも乱暴にサントリーの角をハイボールでガブガブ飲っていたせいで忘れていた、「本当のウイスキー」を思い出した。
モルトを飲むなんて年に数回だが、しかし記憶にあるタリスカーのイメージとは少し違う感じがする。こんなにエレガントで素晴らしいアルコール感だったか。
まるでボンドガールのような、「強そうで、しかし儚い」。そんな色気のある酒だ。
タリスカーを調べてみると「スパイシー」という表現が見られる。
だが俺の中でタリスカーは、スパイシーというよりも、フェノール値以上にピート感の抑えられた、だからこそ優雅、ジェントルなモルトという感じ。
まさに新米「親切オジサン」が飲むのにピッタリじゃないか。
せっかくなので、グレンフィディックの1番安いヤツと飲み比べ。ん〜、フレッシュでフルーティ。そして、濃い。
昔はなんでもかんでも「濃い」とか「多い」とか、そっちの方が「お得」な気がしていたんだが、ここへきて俺もようやく「バランス」というものを知ったような。
いつもいつもは贅沢できんけど、週末くらいはモルト呑ませてもらおうかな。
充実感があるのか、ショット1杯ずつでもうごちそうさま。
普段より全然少ないアルコール摂取量で今夜はフィニッシュ。満足だ。