ダイキンの営業
2023年6月9日(金)
今朝は次女のお弁当に親子丼をこしらえた。たっぷり作ったが、残さず平らげて持って帰ってくれた。
ランチ後、営業電話。
営業電話なんぞロクな話がないのだが、電話の向こうは緊張した感じの若い女の子。
この春から働き出したのだろうか、大変だな…。ウチの長女が訪販の会社で働くとは思えんが、高校生活をフルで満喫している次女の場合、その手のお仕事に就く可能性もある。
そう思うと無下に電話を切るのも可哀想で、しばらく話を聴いた。
「ダイキンのエアコンをお使いの店舗様に、オトクな情報がございまして」らしい。
そろそろ古いエアコンの部品の製造も終了し、今後修理が必要になっても、もう直せなくなるらしい。へぇ〜、困るかも〜(棒)。
「つきましてはサービススタッフがそちらに出向きまして、もし新しいエアコンに取り替えた方がイイような場合は、今だけの『オトクなご提案』があるんです〜」とか。
…俺はすごい貧乏な時期を過ごしたから知っている。
我々のような「吹けば飛ぶ」を地で行く自営業者などに、「オトクな話」など舞い込んでは来ない。
ようやくそんな話が来たか!と浮足立っても、それは実際は「ウマい話」ってやつだ。
貧しい者ほど、「カモ」にされる。
勉強するのを嫌がって、一発逆転のような事ばかり考えるから足元を掬われるのだ。
それにしても、ウチの店のエアコンってダイキンだっけな?
一旦電話を切ると、すぐに今度はそのサービススタッフとやらが電話をかけてきた。「お店でお使いのダイキンのエアコンなんですが、いつ頃からお使いかわかりますか?」
んんん〜?
ウチがダイキンのエアコンを使ってるって知ってるんだよな?それは、ダイキンが登録してるからなんだろう?
だったら、年式なり設置年だったりはそっちでわかるんじゃねぇのかよ?
「いやぁ〜、そこまでは把握しきれてなくって〜」
なんだコイツらは…?
「少しのお時間、室外機の調子を調べさせてもらえば年式もわかりますので〜」
室外機…?
なるほど〜、コレか〜グーグルマップで飲食やら事務所やらの外観を見て、ダイキンのエアコンを置いてあるところに片っ端電話してるんだな。
へぇ〜、涙ぐましいねぇ〜
ただな、ウチの店のエアコンはMITSUBISHIなんだわ。
「え?でも…」
そのグーグルマップで見えてるのはな、あれは店のキッズルームで使ってるエアコンの室外機で、君ら(たぶんダイキンも)が狙ってる業務用エアコンじゃない。ただの家庭用エアコン。
店のエアコンの室外機は、そこには置いてないんだよ。
ただこの営業マンはけっこうガッツのあるヤツで、「それはさておき、エアコンの交換はお考えじゃないですか?」と粘ってきてた。イイ根性してるわ。
どんなエアコン使ってるかなんて個人情報でもなんでも無いと思うが、グーグルマップひとつで色んな事がわかる。
我が家なんて夫婦喧嘩のタイミングまでさらけ出しちゃってんだから、セキュリティもクソもあったもんじゃないが、でも子供もおるし、一応は気をつけてやらないとなぁ。