運動会
2022年9月11日(日)
本日はお店はお休みをいただき、三女の運動会へ。
始めて参加させていただく運動会だったが、感動の詰まった大運動会だった。
そもそも春までは2年間の不登校で過ごした三女が、運動会というイベントに出させてもらえるようになるだけでもグッとくるものがある。
不登校は親も子もキツい。家族にとっては先の見えない大問題。
しかしその大問題を、この全校生徒14人の小さな学校が救ってくれた。
学校に行く事すら出来なかったはずなのに、小さい下級生のお世話をしたり、係を担当したり、ダンスをしたりリレーをしたり。
泣くな、という方が無理があるぜ。
しかし、メソメソしている暇はない。
だって、全ての競技に全校で参加。観ているとか、応援とかしている場合じゃない、全競技の選手なんだから。
それは保護者も。借り物競走で2度も走るカミサン。さっきまで「ワタシ、腰が・・・」と言っていたが、もう行くしかない。赤ちゃんまで借り出されていたくらいなんだから。
それは見に来ていただけのはずの次女も同じ。ここには保護者も観客もいない!みなが戦士である!
次女も3つくらい競技に参加させてもらって、景品にお菓子までもらってた(運動会に景品が出る!すげぇ〜〜〜!)。
俺ももちろん借り物競走に出たりはしたのだが、もう運動会が盛り上がりすぎてきて、
「え〜、時間が余りそうなので〜」
「・・・綱引きでもしちゃいますか〜!!」と、ノリノリでマイクパフォーマンスをする教頭先生。
よし!やろう!というわけで、急遽「小学生&その他見に来ていた人vs父親たち」で綱引きをする事になった。
急に競技が増える小学校の運動会など経験したことがないが、なんというライブ感か。
こんなに楽しい運動会があるなんて。
みんな本気で綱を引っ張ったのだが、父親たちの方がチカラ負け。
「もう1回お願いします!」と、小学生さんたちに泣きの1回をお願いして再チャレンジしたのだが、父親たちはまた負けた。とってもとっても楽しかった。
それから三女がここのところずっと練習していたダンス。初めてみんなで揃えてやっているところを観たが、まぁ〜素晴らしい。
再来週に中学校の体育祭を控える次女がそのダンスを観ていて「ムリ、これには勝てん。こんなにに1人残らず照れずに全力を出すなんて」と、自身の中学校の運動会への危機感を感じていた。
最後のリレーがまた感動。
児童全員でのリレーの最後、「ふたりきりの6年生アンカー同士」にバトンが渡る。
ふたりは、彼らがこの学校に入学してから、そして今日までの歴史がどんなものだったかを教えてくれるような躍動感で飛び出していく。
これまで、地域の人や学校が愛情を持って彼らを見守り、そして彼ら2人も存分にそれに応えた。
これほどまでに「バトン」の意味を考えさせられるリレーは見たことがない。地域とか社会とか過疎とか高齢化とか、知ったつもりで語っていた自分が恥ずかしくなるわ。
終わってから広島へ仕入れ。
今日のコストコ、すごかったな・・・
夜。
今日も一緒に英語の勉強をした後、次女が「ちょっと、中学校の体育祭の練習がビシっとしないんだけど」と相談してくる。
今日の三女も良かったし、長女の体育祭も素晴らしかった。
たしかにどうせやるなら、ちゃんとやりたいだろうけど、しかし中学生というのは「だるいわ〜(笑)」みたいな子が多くてもそっちが当たり前なのだ。
お前の思うような「みんな、頑張ろう!」というスタイルが周囲から引かれるのは、バレー部で経験済みだろう。
しかし、それでも「みんなで頑張る!」というやり方で行きたいというのなら、
それはお前はビヨンセになるしかない。性別とか人種とかを凌駕し、悩める人間を導くビヨンセに。
と、それから2人でコーチェラ・フェスティバルの時のビヨンセを鑑賞。パパは何もしてやれないけど、Netflixには契約してるんだぞ。
次女は「なにこれ!ムチャクチャ勇気出るね!」とテンションが上っていた。そう言ってもらえると、「ベーシックプラン¥990」の価値もあったってもんよ。
みんなが感動した一日だった。エクセレント。