狂った×狂った=
2022年8月26日(金)
「マスター、ちょっとコレでも飲んでゆっくり寝たらイイわ」と、カミサンから噂の「ヤクルト1000」を渡される。
ヤクルト、あんまり好きじゃないんだけどな〜。しかも普通のヤクルトの、倍の大きさがあるな・・・。でも俺の事を思ってくれての事だもんな。
たしかにスッと眠ってしまったように思う。
それに寝起きも良い。
シャキーンと起きて、新聞を取りに行ってみたのだがまだ届いていない。
時間は午前3時。たしかカミサンも3時に起きてNetflix観たって言ってたな。よく眠れるっつーより、単に「3時に起こしてくれるヤクルト」なんじゃないの?
それから子供らの朝食作ったり溜まってるお笑い番組を観たりしてボケ〜っと過ごした。
三女はなんとかクルマに乗ってくれて学校に向かってくれた。
送り届けて帰ってきたカミサンによると、少し手間取ったようだが、それでもなんとか教室に入っていったようだった。
正式に転校となった三女には「前の小学校の友達を裏切ってしまった」「待ってくれていた友達の期待に背いてしまった」という罪悪感があるらしい。
そんなワタシが新しく楽しい学校生活を送ってイイはずがない、という罪悪感。
なんで小学5年生で罪悪感なんてことを背負わねばならんのだ・・・
ランチ、ぼちぼち。
テンションも上がらないので今日はオモテの仕事はカミサンに任せようと思ったのだが、「オッケー任せて」と言ったっきり、別にいつもどおり俺がオモテだった。まぁ、イイんだけど。
ランチ後、リフォームの打ち合わせで友達のあっちゃんが来てくれる。
もうすぐ始まるリフォームの事を考えないといけないのだが、今はなかなかそんなテンションにならない。すまない、あっちゃん。
だが「僕、三女ちゃんの事で思い違いしてたなって反省しまして・・・」とあっちゃんが言う。
勝手に孤独になってしまっていたが、そうだ、俺にだって共感してくれる人もいるのをいつも忘れる。
あっちゃんの方こそハードな日々が続いているというのに、今日はずいぶん救ってもらった。ありがとうよ。
夕方。
迎えに行ったカミサンと三女がなかなか帰って来ないので心配したが、ふたりで前の東小学校と児童クラブに行ってきたらしい。
ずいぶんとスッキリした表情の三女。
誰も三女の事を悪いなんて思ってないし、友達であることはずっと変わらないんだと感じられたようだった。それは良かった・・・
夜。
仕事が終わってから「罪悪感」についてのお勉強。昼間、図書館行って借りてきた。
例えば親が『パパのせいでゴメンね・・・』と言ったとしたら、子供はどう答えると思いますか?
『そんな事ないよ、ワタシこそ悪いよ』と答えるようになるんです。
なるほど〜
俺のこの「罪悪感まみれ」の精神状態こそが、ここ数年の三女のココロに悪影響を及ぼしていたというワケか〜・・・
なるほど〜・・・・・・。
なるほど〜・・・。
最後まで読んでみましたが、
結論。
「この本こそが悪いだろ!」
となりました。
なんで、三女の罪悪感が俺のせいにならなきゃなんねーんだよ!ぼけ、ふざけんな!
親だってたまには子供の前でもグズグズしたりもするっつーんだよ!
あと、後半の方で書いてた「相談に来られた〇〇さんに、毎日『感謝の手紙』を書いてもらうことにしました」とか、むちゃくちゃウソくせぇわ!「浮気などは許しましょう」とか、トチ狂っとんか?
なんつートンデモ本だ!
・・・しかし、なんという事でしょう。
たしかにいつの間にか罪悪感は消えているではありませんか・・・。
俺じゃなくてこの本が狂ってんじゃねーか!
と、読んでいくにつれ「自分自身への罪悪感」がバカバカしくなっていく・・・
まさかここまで計算しての本なのか・・・?
「マイナスかけるマイナスは、どうしてプラスになるの?」と、毎年のようにNHK子供電話相談室に問い合わせがあるようだが、ここにひとつの考え方のヒントを書き残して置きたい。
「自分が狂ってるとき、もっと狂ってる本を読むと、案外すぐに正常に戻る事が出来ます」
これである。
とにかく「タイトルに偽りなし」のヤベー本だった。
勝手な事言ってんじゃねぇぞ!俺も三女もなんにも悪くないわ!
と、表題どおり「罪悪感がすーっと消えてなくなる」本ではありました。
絶対に人にはオススメせんが、ありがとよ!
狂った時、狂った本と「ヤクルト1000」。
「ピエール瀧が使ってた」でおなじみのアレが、コロンビアで合法化が検討されているらしい。
そんなもん、いらんいらん。
ヤベー本読んで、ハイボール飲って、「ヤク1000」キメたらよく眠れるし腸内環境も整うんだから。
明日の朝は三女が以前お世話になっていた方の小学校の奉仕作業。校庭の草刈りだ。
でももう罪悪感も無いし、そもそも今は東小学校の児童でもPTAでも無いんだから、ぶっちゃけ俺が行く義務は無い。
たまたま朝早く起きられて、そんで更にやる気があったならば、草刈り作業に行こうと思います!
じゃ、ハイボールとお笑いの続き楽しむわな!