2022年6月1日(水)

朝。

昨日カミサンから「そんなにイライラするくらいなら、もう朝ごはんもお弁当も作らなくてイイ！」と言われ、ちゃんと早くに起きてはいるのだが、本当に作らない。

俺以外のご家族みなさんは楽しそうに朝の準備したり朝食食べてたりしているのが聞こえる隣の部屋で、ずっと寝たフリ。俺にはラジオがある。

 

カミサンがみんなを連れて学校に行った。

誰もいないのを確認し、俺も朝の準備。

 

昨夜も飲みすぎだったのだが、今日も8時にはお店を開けた。

 

しかし誰だ、ちゃんとリビングのドアを閉めてなかったのは。この店のどこかに、我が家の飼い猫「あさりちゃん」がおるじゃないか(首輪の鈴の音がする)。

まぁイイか。あさりは可愛いし、お客様も嫌な気はしないだろうよ。

 

クリエイティブSさんが新しい店内POPを作って持ってきてくれた。おお〜、さすが。すごくステキなのが出来た、嬉しい。

「でもねマスター。朝営業の事よりも、まずは夫婦円満でいてもらえませんかね」。申し訳ありません・・・。

 

同じくスタッフのえっちゃんからも諭され、本日はランチで営業終了。

そのまま明日もお休みと相成りました。次の土曜日はSさんもえっちゃんもいないので、このままいくと本当にヤバい営業になりそうだ・・・。

 

とはいえ穏やかに夕食も終わり。

片付けして「よし、『アノマリー』の続き読むぞ！」とウキウキしていたのだが、

21時。S社長から「今から飲みに行きますね〜」とお電話あり。

どこかで飲んできたようで、S社長ベロベロ。カウンターに座っても、全然注文もしてくれないし、ただひたすら「今日あった嫌な事」の報告をするばかり・・・

 

ただこのS社長、「若手」の事は非常に褒める。

「最近の若いもんときたら〜・・・、本当にスゴイよねぇ〜」と、土木業界全体の先行きは不安がりつつも、「コウヘイ君もショウ君もアッチャンも、みんな素晴らしいから大丈夫」と、へべれけになりながらもソコに関してだけは前向きな人である。

そういう話を聞かせてもらうのは、それは悪くない。

そんな喋り倒してばかりのS社長の代わりに、俺もイイ気分になって社長の代わりにたくさんハイボールを飲んで差し上げた。ごっつあんです。

 

24時、営業終了。

 

2022年6月2日(木)

日付変わって、S社長がお帰りになられてからカレーの仕込み。

 

明日は休みだ、何時になっても構うもんか。だって朝ごはんもお弁当も作らんでイイし。

今週の当店の「自家製カレーライス」は、たっぷりの玉ねぎセロリ人参でベースを作った「酔いどれマスターの、しかしどこか懐かしいこれぞ喫茶店のカレー」でございます。よろしくお願い申し上げます。

 

朝、またみんなが出かけるのを待ってそれからリビングへ。

こどもたちはメロン大福を朝食にしたようだ。この高級メロン大福は、土建屋ショウからのプレゼント。いつもありがとう。

 

今日はおやすみなので、ひたすら『アノマリー』の続きを読む。そして読了。

 

すンばらしいわ。

ここ2週間ほどちょっと読書運に恵まれなかったのだが、今回は、まぁ〜〜〜〜イイモノ読ませてもらった。

 

前半途中からサスペンスのにおいがし始めて、中盤からそれを回収していく。サスペンス要素は物語にはそう重要ではなく、本質はもっと他にあるのだが、ネタバレしたくないので内容は書かない。

カミサンからいつも「過去とか、将来の不安とかばっかり考えないで、今に集中しなさい」と言われるのだが、そんな事言ったって考えちゃうもんは仕方ないし、その「今に集中」の意味も仕方もわからない。

が、『アノマリー』を読んでいるウチに、「なるほど。そうか、こう考えればデキるかも」とヒントをもらえた。少し前にお笑いコンビ蛙亭のイワクラも『あちこちオードリー』で、同じような事を言ってたな・・・。

先月の『プロジェクト ヘイルメアリー』もすごかったが、俺はこの『アノマリー』が絶対的に今年ベスト。すごく気持ちのイイ読書だった。

 

夕方。

買い物に行ってたら「とおりみち、なんか朝早くから開いてません？」と訊かれた。よしよし、少しずつ広がっているんだな。

 

夜。

晩御飯は作った。スナップえんどうとセロリのカニ玉、白菜と豆苗のサラダ、炊き込みご飯。

 

「作らんでイイ！」と言われたのは、朝食とお弁当。晩御飯は作ってもイイはず。

 

これでのんびり家族で晩ごはん、と思っていたら、

S社長から「今から飲みに行ってもイイ〜？」だって。

 

ねっむい！