懐かしい感覚だ
2017年9月7日(木)
アルコールから醒めている時に思うのは、強烈な自己嫌悪だ。飲んだ時にはまず間違いなく何らかのトラブルを起こしており、そしてそれは自分ではまるで記憶に無いもんだから、言い訳は他人にどころか自分にすら出来ない。
しでかした事に加え、そして更にはその前後も不覚なわけであるから、「本当はもっと何かやらかしてるんじゃなかろうか」と心細くもなってくる。
そこで、その不安を払拭すべくまた酒を飲む、というのが我々依存症のパターンだ。
「そんなもん、お前だけの問題だろう」と思われるかもしれないが、俺は小さい頃、これと同じ人間を目の当たりに生活していた。普段は優しいジイさんが夜になると酒を飲んで暴れ、しかし朝にはひどく反省してうなだれているのを。シラフになったジイさんは、周囲から前の夜の事でキツく咎められたり無視されたりで辛いのだろう、夕方にはまた一升瓶に手を伸ばす・・・。
「ジイさん、そりゃあ家族から嫌われて当然だろう。飲まなきゃいいじゃねぇか」と小さい頃はこの悪循環が不思議でならなかったのだが、今になればよく分かる。そして、分かっていても同じ轍を踏む俺。
しかし仕方がない、ビッグデータによれば「アルコール依存症は遺伝しやすい」という。あるほど、アルコール依存症になるべくしてなったというわけか。
ガキの頃、たいした事にはならなかったのだがいわゆる「ご厄介」になった時、オフクロから「お父さんもよくそうやってお世話になっていたから・・・」と嘆かれた事があった。その時は聞き流していたのだが、後に俺のDNA的な親父はとんでもないDV野郎で、オフクロはそこから逃れて田舎に戻ってきたと知る。
アルコール依存にDVね。もう、こりゃあどうしようもないクズの遺伝子で出来てしまっているんだったなぁ俺は、と再確認。飲まなきゃここまで落ちている。
朝、コロの散歩に行こうとすると三女がついて行くという。行きたいと言うくせに、すぐに「もう帰ろう」とのたまうので俺もコロもあまりノリ気ではないのだが仕方がない。
9:45、頭痛。昨日のジムが悪かったのか、それとも閉店間際にやってきて2時間ねばられたS社長の自慢話を聞くのがキツかったのか、頭痛再発。まぁどうでもいいや、いっその事爆発してしまえと願ったがそれも叶わなかった。
長女にはこの本を読んでおくようにお願いしておいた。サイバラ、あんな劣悪な環境から逃れて立派に自立できたのに、どうしてアルコール依存症の男となんかと結婚しちゃったんだろう・・・。娘達には、ぜひとも男選びで間違ってもらいたくないと願って止まない。
で、その男選びで間違ったカミサンは今日で40歳。おめでとう。いろいろとプレゼントの提案したが、ことごとく却下。なんにもいらんらしい、あっそ。
だいたい俺の提案が受け入れられた事はないので、別に今回も予定調和。これでイイんだろう。