GOOD-BYE、お米。GOOD-BYE、CASIO
2017年9月8日(金)
刈り取った米の乾燥を頼んでいたライスセンターから乾燥が終わったという電話があったので、ランチ前に軽トラックで米を取りに行った。
が、これは一体・・・?80袋はあるはずの米が30袋しかない、・・・なぜだ?
「いえ、これが全てですけど?」と言われて、いやさすがにもっと出来たと思うんですけどと返すが、「だって乾燥依頼の紙に『保有米』って書いてなかったし。持ってきてもらったの残りのは全部出荷となりました」と。保有米?聞いた事はあるけど、それが持って帰るお米の事だったのか。
・・・我が家のお米は「島根米」として出荷されてしまったらしい。
春からこっちの苦労は全て、親戚友人に配った時に喜んでもらうためだ。兼業農家の稲作なんて苦しいだけでなんの収入にもならん、出荷してもらうのは納屋に収まらない分の米だけなのに。
俺もまだまだ農協の仕組みがわかっておらず、その乾燥依頼の紙に書かれている専門用語もわかっていないのが悪かった。それにしても最初持っていった時は「お米は持って帰られますか?」と聞いてくれたのに。
だからその最初に運んだ分しか今年は米が無い。親戚友人たちの残念がる顔と、そしてその都度頭を下げなければならんかと思うと頭痛に加え胃まで痛くなってきた。
そこへカミサンから「別にたいした事じゃないわ。みんなネットでもっと安い米買うから大丈夫でしょ?」という、なんと上から目線の慰めというか蔑みにブッチ切れ。「どうせまた正論とか言うんでしょ?」にはもう返答する気も失せた。ただ絶望するのみ。
今日の営業が終わればまた臨時休業。明日から東京、高校の友達の結婚式へ。
久しぶりに会う友人たちからは「20年ぶりだな!朝までドンチャンやろう」と威勢のイイ連絡があったが、そいつらこそ糖尿、痛風、肥満、薄毛の40歳代まっさかり。お前らのドンチャンなんぞ、大学生の居酒屋レベルだっつーの。落ち込んでる時の俺の飲み様、トコトン味あわせてやるわ。
そんな調子で「明日飲み過ぎなきゃイイが」と正直むちゃくちゃ不安だが、そこへ神のお告げ。下駄の鼻緒ならぬ、カシオのベルトが千切れた・・・。俺のココロの友、相棒カシオ。ずっと一緒にいてくれたのに。そうかお前も限界だったのか。
もしも月曜になっても日記が更新されなかったら、その時はもう俺の事は忘れてみんな楽しく暮らしてね。涅槃で待つ。