機嫌よく生きる
2016年7月12日(火)
ランチは2組しかいらっしゃらず、最近ではもっともヒマな営業・・・。初めてお越しになっただろうと思われる若い男性お二人に心配されたのだろう「あの〜、ココって夜はお客さん来るんですか?」とご質問。
ヒマな店で、さらに愛想まで悪い店、に行かれた事はないだろうか?
売上が無いのも困るが、ヒマなところをお客様に見られるのはけっこう恥ずかしいもので、その恥ずかしさを誤魔化す為にちょっとつっけんどんな態度をとってしまうものだ。良くない事だが、気持ちはわかる。「夜はお客さん来るんですか?」はけっこうカチンと来る質問だ。
が、「良かったら夜も来てくださいね」と、今日はキレイにお返事できたつもり。というのもランチ営業前に録音していた「綾小路セロニアス翔のオールナイトニッポン」を聴いていたから。
氣志團というのはそのルックスから誤解されがちであるが、実は非常に文化的素養の高いロックバンドである。彼らの楽曲、あれは「80〜90年台歌謡曲のオマージュ」であり、装いは当時の「週刊少年マガジン」のパロディである。マスターはセロニアスとは同い年であるし、当時はスナックであった我が家から流れる歌謡曲を子守唄に育ったわけだから、その時代の再現性にはココロを揺さぶられるものがある。だから氣志團の曲は全て大好きだ。ちなみにそれを50年代にまで引き下げ、日本だけではなく当時の世界のヒットチャートをオマージュしてるのがクレイジーケンバンドね。
しかし音楽性はさておき、このセロニアスの「機嫌の良さ」だ。人前に出る仕事だから当然だろうが、ここまで「常に機嫌よく」お仕事出来ているのは素晴らしい。文化的素養の高さ、立ち振る舞い、努力家、そしていつも機嫌が良い事、ホント尊敬する。ちなみに俺の音楽感含めてこのお話は2万字書けるが、それはまた別の機会で。
カミサンが機嫌イイと、こっちも嬉しくなるもんなぁ。あ、そうだ、俺も今日から「なんかイイ事でもあった?」と言われるくらい「機嫌よく」生きてみよう。と思った直後だったので、そのくらいの質問には全然イライラせずに対応できた。
夜、がっちり満席。
オラァ〜〜〜〜〜〜!!!これがウチの実力じゃい〜〜〜!!!
2016年7月13日(水)
ランチ、カウンターまで埋まる盛況。ありがとうございました。常連のお客様はお早めにお帰りになられたりして、お心遣い誠にありがとうございます。
夕食食べながらカミサンと小ミーティング。最近のお互いの考えなどを話し合う。
夜も遅がけから盛況。次女は今日は寂しい気持ちだったようで、シクシク泣きながらキッチンでママのお仕事が終わるのを待つ。しかしオーダーを出し終えたら、追加のご注文。追加を出し終えたら、今度は新しいお客様のご来店。で、「うぇ〜〜〜ん」。
その最も忙しいタイミングで、今度は三女がカウンターへ侵入してくる。「ぱぁぱ〜。すーちゃんねぇ〜、カルピスが飲みたいのよねぇ〜」キッチンとカウンターはパニック状態だ。
こうなるともうカルピスを作って渡してしまった方が早い。さもなければ延々要求されてしまうのだから。「よし、わかった。カルピスは作ろう。ただ、これは頼む」と、三女ついにホールスタッフとしてデビュー。3名様のお客様におしぼりを運んでくれた。パジャマ姿で。
飲食店としては如何なものかと我ながら今更不安になるが、お客様は喜んでくれていたのでオッケーオッケー。
忙しくも楽しい每日でございます。