2016年1月22日(金)
売上伝票や帳簿みるのもイヤになるほどのヒマさ・・・。
冬は寒さや雪で仕方ない。とはいえ、この中でも忙しくしているお店だってあるのだから、俺も弱音や寝言ばかり言ってはいられない。
しかし、晴耕雨読。本や映画のチャンスでもある。今日は児童書『WONDER』を。
生まれつき顔面に重い障害を持った男の子が、5年生の歳にして初めて学校に通う事になる。目も鼻も口も耳も「醜く」生まれた少年、その親と姉、学校や地域で出会う先生や同級生たち。各章がその個人個人の一人称で語られ物語は進む。
障害を持つ本人はもちろん、周辺の人々にも様々な困難がある。皆が皆、口に出せない思いがある。それら全てが優しさから由来するものであるから、余計に苦しかったり。
ほるぷ出版から出ている児童書であり、本来なら前厄のオッサンが読むよりもウチの長女が読んだほうが良いのだろうが、いやこれは何歳であろうと読むべき。主人公、姉、友人、両親、いじめっこ・・・、そのどれかが自分に当てはまり、そしてそのみんなの中に少しづつ自分がいる。
卑怯であったり、ひねくれてみたり、勇気を出してみたり、仲直りしてみたり。読み終えると、その様々な感情がイヤな思いも含めて懐かしく愛おしくなる。真冬に爽やかな風が吹いてくれるような気持ちになれた。
翻訳のセンスも良く、確かに娘達にも読ませてみたい1冊だった。400Pを越えるのは難点だが、挑戦してくれると嬉しい。
2016年1月23日(土)
大雪予想であるが、夕方までのところでは別に大した事はない。ランチも普通の営業、この雪の中お越しいただきありがとうございました。
その寒波に備えてか、カミサン「持ち運びできるのってイイんじゃない?」とコレを購入。
我が家はオール電化だもんで、たしかにリスクヘッジ。
試験点灯。
カミサンが欲しいというモノは、家族が豊かになるモノ。俺はしばらくの貧乏暮らしで「カネは貯めるもの」という呪いにかけられてしまい、本当に必要なモノまで購入をためらうようなトコロがあり、全くなんの為のお金だかわからなくなっている。
ちょっと前に「リビングの壁紙を替えたい」と言い出したカミサンに、口では「うん、やってみよう」とは言ったものの、「リビングの壁紙替えたところで何になるのか?」という思いもあった。
が、張り替えてみるとリビングがとても心地よい空間になり、なんとも気持ちよくなった。かつての俺の一回分の飲み代程度でこんな感動が味わえるのかと、カミサンを尊敬しなおしたもんだ。
そしてやはりこのストーブも暖かい。この冬活躍してくれそうだ。
長女に「これ読んでごらん」と昨日の『WONDER』を渡す。長女「うん、途中まで読んだ」とすでに読み始めているらしい・・・。
もう、迂闊にリビングに本を置いておくのは危険だな。