昭和〜令和を過ごして思う事
2024年1月27日(土)
早起き。
せっかく弁当も朝食もしないでイイのだから、ギリギリまで朝寝を決め込んでやるつもりだったのだが、ドラマが観たい。
昨日からTBSで始まったクドカンの『不適切にもほどがある』。俺の持ち時間的に、リアルタイムで「ドラマを観る」というのは諦めていたのだが、これは絶対に観たかった。
「コンプライアンスとは?」をテーマにストーリーは進むのだろうと思うのだが、本当に本当にまさに今俺が観たかった物語。
自営業者の俺ですら「コンプライアンス」「時代の変化」という呪縛にやられているんだから、同年代でお勤めの方々の心労たるや、如何許りか。そんなオッサンの居酒屋レベルの悩みでさえも、口にするのも憚れる。居場所がない。
しかし、これまで虐げられていた人、特に女性が救われるというのは、それは素晴らしい事であるのは間違いない。
俺の不用意な発言や行動で誰かを苦しめたのならば、それは改めたい。善き人間にはなりたいとは思うのだ。
ただ、本当はやっぱりキツい。
早起きしてお弁当と朝食作って、洗濯干して、風呂掃除して…
いや、これら以上の全てを女性に押し付けるのは間違っているとは重々承知だ。だから不器用なりに、なんとかかんとかやっている。その方が俺もイイと本当に思っているし。
でも、そういう現代社会に合わせた「goodなパパ」を演り続けるには、もう擦り減り切ってしまったよ…。
そこへ来て松本人志がこの体たらく…。全お笑いファンが、どれほど落ち込んでいるか…
もう本当にクタクタなのよ!
クドカン!
あの『あまちゃん』で俺たちボンクラを救ってくれたように、もう1度助けてくれ!
と切羽詰まった思いで、『不適切にも〜』を観始めたのだが、あ、猫田だ…。
ああ、これは凄いのを観る事ができるわ、間違いないわ。
あの頃の価値観で作ったクドカン作品を、今観て見れば「ひどいよね」と批判されるのはそれはもう仕方がない。本当に良くないモノだってあるし。
でも、そこで「だって時代が」と、逃げないのかクドカン。
まるで「これまでの作品に責任を持ちます」というような第一話だった。
上のシーン、あれ『木更津キャッツアイ』の「猫田」のオマージュだろう。喫茶店では『あまちゃん』だし、バスのシーンは『いだてん』の復讐か。
これまでの自分の作品を並べて、それのケジメをつけていくつもりなのだろうか…
ハァ〜。朝からイイもの観させてもらったわ〜
ランチ。
むちゃくちゃおヒマ。びっくり。
雪とか関係ありません、まだまだ足りない部分があるという事。しっかり精進せねば。
夕方、三女と駐車場の雪かき。屋根から落ちた雪ずりで、駐車スペースが大幅に減少。
そのせいでおヒマだったとは思わないけど、でもやれる事はやっておきたい。三女も手伝ってくれて、だいぶ雪を減らせた。
夜もおヒマ。
昨夜、新しいスキーの道具を買おうと思って色んなサイトを眺めて楽しんでいたけど、そういう甘い考えがよくなかった。俺ごときがレジャーに銭を使おうなんざ、10万光年早かった。ギザギザの石の上に正座したい気分。
それに、スキーもしたいけど、『アトロク2』のおかげで読みたい本も次々増える。
映画も観たい、ドラマも観たい。本も読みたいし、なんなら1回ちゃんと腰据えて、自分で何か書いてもみたい。
『不適切にも〜』のOP曲は俺の愛して止まないクリーピーナッツって、どこまで俺の琴線をかきならすのか。
そういえば、もう随分前から、松本人志よりもクドカンやクリーピーナッツに励まされていたんだな。