ニセモノではあるが
2024/01/21(日)
夜中。S社長からたっぷり「町内の情報、みたいなもの」を聴かされる。
これまで10年くらいS社長のボヤキを聞いているのだが、この様子だとまだまだ聞くんだろうなぁ。
前向きな話なら俺にもエネルギーになるんだが。
25時、疲れ果ててて就寝。
ランチ。
「大忙し」にはなりませんでしたが、でも丁度いい感じの営業。
そりゃメイクマネーはしたいけれども、でもゆっくり丁寧な仕事ができるのも幸せだ。
まかないに、新パスタを作ってみた。えのきとオクラのパスタ、とろろと揚げ玉を添えて。梅も叩いてある。
君島十和子さんのレシピを参考に作ってみたのだが、俺はついに君島十和子を参考になりするようになったのだな。
が、とにかく評判がイイ。みんな「これは美味しい」らしい。
次女も三女も完食。スタッフLさんも「これは新メニューでいけると思います。やった方がいい」と。
カミサンまでも「あとは『とろろ』をどうするか」なんて言っている。
しかし、スマン。
「そこにあったもの」で作ったもんで、レシピを取ってない。二度と作れない。なんなら、君島十和子さんはえのきも使っていないし、とろろも使っていない。
一期一会、だな。
ランチ終わり際。
「子供達に、お年玉の代わりに」とT先輩がイケてるプレゼントを持って来てくれる。年に何回サンタさんしてくれるんだろう、T先輩は。
本日はランチで終了。
片づけしてからルームランナーで8km完走。そろそろ10kmも見えて来た、いつかハーフに出られたらなぁ。
夜、砂肝で色々料理。
炊いたり炒めたり、トマト煮込みにもした。セロリと大豆と煮込んで、トリッパみたいにしたかったのだが、全然うまくいかなかった。
昔、色んなイタリアンで食ったあの美味いトリッパたち、あれってどうやって作るんだろう。何度かやったけど、全然。
出来たとして、同じ感動は無いんだろうか。
美味かったんだよな〜
島根の山奥から出て来た子が、神戸で初めて「イタリアン」を食った感動。
俺は喫茶とおりみちで、その「感動」をするつもりは無い。
それは町内のキッズ達が外の世界に出て行って、親元離れて、自分の稼ぎで外食してみてそこで初めてするべき感動。
お給料、アルバイト代。それで食いに行くメシっていうのは、吉野家でも松屋でもマクドナルドでも格別だ。
でもそのうち。
もっと美味いピザも食べて、美味いパスタも食ベて「なんだ、『とおりみち』なんて全然美味く無いじゃんかよ!」となったら。
それはサイコーに嬉しいね。若者がメシくらいに自由にお金を使わせてやれるような社会になって欲しいと思う。
願わくば、「このパスタもめちゃくちゃ美味いけど」。
「でも、あの島根のとおりみちの『たらこカルボナーラ』が食いたいんだよな」と思ってもらえるような店になりたいもんだ。
俺もS社長も、残りは長くは無い。
社長、なんとか前向きにやっていきましょうや。愚痴はいくらでも聴きますんで(売上は発生しますが)。