三女、お勤めご苦労様でした
2023年8月4日(金)
5泊6日のキャンプに行ってる三女のお迎えに行くため、本日はお休み。
俺は起きたらすぐ簿記。
やり直せばすぐ、わかったツラして逃げてた部分がたくさんあると知る。つまり「のびしろしかないわ」である。やはり不合格を頂いて良かった。
昼過ぎまで頑張っていたのだが、「いつまで勉強してんのよ!お昼ごはんの用意してよ!」と叱られる。虐待の一種と言ってもイイんじゃないだろうか。
お昼食べる時間はなかったので車中でおにぎり食べながら、三女の待つ江津、「県立少年自然の家」へ。
えらい立派な施設だったんだな…
参加しているキッズ24人による、最後の「お別れ会」に参加。
ひとりひとりが今回のキャンプでの感想を発表してくれるのだが、親も友達も居ない中の5泊6日をくぐり抜けたキッズ達。
彼らの多くが、「協力を学んだ」と言っていた。オジサンもう泣いちゃう。
内容を聞けば聞くほど素晴らしいイベント。本当に素晴らしい経験をさせていただいたらしい。
朝5時半に起きて、火をオコシ、自分の米を炊く三女の写真。
この子、普段10時くらいまで寝てるんですよ?5時半?火をおこして飯を炊く?
この後海に釣りに行き、「釣れんかったからシロメシだけ食べた」らしい。オカズすらも自らで確保するサバイバル。
ただ、それが本当に楽しかったらしい。
希望者は90人だったらしいので、三女よくぞ24人の枠に入れたもんだ。
解散式の後、ようやく三女とご対面。自然とふれあいすぎて、ムツゴロウさんみたいになってんじゃん!
帰りの車中、キャンプの最初から最後までの思い出を語ってもらったのだが、説明が上手くなっている気がする。
誰も知り合いが居ない中、「協力」や「助けてもらう」には、今の自分の現状を説明するという事が絶対的に必要だったのだろう。
田舎のキッズは、保育園から高校を卒業するまでほぼ同じメンツで過ごす。
顔見れば何考えてるかわかる、なんなら顔を見なくても空気感だけわかってしまう/わかってくれる、という友達に囲まれて成長する。
つまり「コミュニケーション能力」が育まれる機会が極端に少ない。狭い社会でしか通用しない。
話し方ひとつ、このキャンプで鍛えてもらったんだなぁとしみじみ感謝である。
帰りの道中、三女が「アイスクリーム食べたい」という。もちろん、食べよう!
なんでも好きなアイスを食べたらイイと思っていたのだが、アイスは×2、プリン×1、さらにからあげクンまでがっついていた。
『幸福の黄色いハンカチ』で、高倉健が出所後すぐ食堂でビールとカツ丼と醤油ラーメンを喰らうシーンがあるのだが、あんな感じだった。
夜。
T先輩がテオ・ヤンセン展に行かれていたようで、三女、それだけでなくウチのお店のスタッフのキッズへとお土産を買ってきてくれた。コレ、たっかいのに…。いつもいつも粋だわ。
数少ない俺の「簿記検定」について知ってくれていた人で、結果を心配してくれていた。
応援してくれていたと知っていたので、非常に申し訳ない気持ちで落ちた事を伝えると、
「ファーストチャレンジだな」と。
救われる。
誰かがなにかにチャレンジして、そして思う通りに行かなかった時、こんな優しい言葉は無い。
言葉は少ないが、つまりは「さぁ、次いこうぜ」という事だ
この人が粋でオシャレとは知ってはいたが、見た目じゃないんだよ。「優しさ」すらもイケてるんだよなぁ〜
それにひきかえ、ショーケンやら土建屋ショウは「試験、お疲れ様でした」のゼリー詰め合わせひとつ持って来ねぇ…。
逆にお中元送り付けてやろうかと思う。古米かな。