次女、ドラムチャレンジ
2023年5月27日(土)
本来ならば我々だって絶対休みたくない稼ぎ時。
だが今日は娘たちの行事がございまして、お客様にはご不便をおかけしますがお休みをちょうだいいたしました。
カミサンと三女は、かつて三女が通っていた運動会を見学に。三女が「どうしても小学校最後の運動会を観に行きたい」んだと。
複雑…。
そこまでの想いがあるならば、どうしてそんな好きな小学校を「不登校」になって、さらに転校までしたのか。
言葉にはならない三女のそのモヤモヤは、我々父母もわからないが三女本人にもわからない。
いったい何をどうしてやるのが正解だったのか。
「あの時代があって良かった」と、そんな風に思えるようにすればイイと分かっているけれど。
俺は次女を連れてワクチン接種へ。この冊子も素晴らしいが、ワクチンにたいしての疑念は、俺としては漫画『大奥』をオススメしたい。我々は皆、将来の子供たちへのサンプルなのだ。
ワクチン注射後、次女も「ワタシも小学校の運動会観てみたい」と言う。
学校まで送り、俺は帰って少々お勉強。
昼過ぎ、次女は初めてのドラムレッスン。いつもは主にギターを弾く次女だが、「ドラムもやってみたい」ということでレッスンをお願いしてみた。
そしてそのドラムの先生は、まさかの「東京事変」、刄田綴色。あの東京事変。1流中の1流ドラマーに習うって…
もし俺が高校1年生でそんな事があったら…、と思ってしまう。とんでもない機会。
そして、たった1時間半ほどの初ドラムでなんとかカタチになる次女。
すげぇ…、刄田綴色とセッションしてる…。
次女の顔がギラギラしている。
短時間で起きる「出来ない」「やっぱり出来る」「でも出来ない」「アレ、出来るかも?」の繰り返しに、次女の脳が刺激を受けまくっている。集中力からのしかめっ面と、それを乗り越えた時の「さぁ、次もっと来い」の怒りのような笑顔のような表情。
次女の人生が動いている。
「将来は音楽でメシを食う」とかいうそんな話ではない。
役に立つとかカネになるとかじゃなく、「今を生きている」感覚を得た事が素晴らしい。
そして、その瞬間に立ち会えた事がなにより。
ワクチンの合間、次女が「ワタシ、高校に入ってから1回も愚痴こぼしてないと思う」と。
環境が変わったのも大きいが、それを選択したのもお前自身だ。
「変えられるのは未来だけ、だから頑張ろう」みたいな事もよく聞くが、なぁに実は過去も変えられる。
「アレがあったから良かった」と、昔のイヤな事実もプラスに変えられれば、それは未来どころか過去すらも変えられる。
次女も三女も過去ではなく、大いに「今この瞬間」を楽しんでもらいたいと思う。
稼ぎ時はたしかにそうだが、今日いただけたであろう営業売上よりも、もっとありがたい利益を頂いた1日だった。