今がキャンプみたいなもんで
2022年12月3日(土)
朝、橋本環奈の『ヴァイオレンスアクション』、ジョニー・デップの『グッバイリチャード』の2本視聴。
あまりに馬鹿馬鹿しい2本(褒めてる)だが、馬鹿馬鹿しいモノが癒やしにもなる。
コロナで籠もりっきり。鬱々としている身としては、こういう映画に救われるわ。映画や小説は、つくづく「タイミング」に尽きる。
お洗濯干したら、もうお昼。
駐車場からは「せっかく来たのに!」という声が聞こえる。申し訳ございません・・・
そして、もう子どもたちの食事のネタがない・・・
すまん・・・、もうパパには何も思いつかないんだ・・・。ついにカップラーメンに。
でももう、お料理するのがイヤなのよ・・・
本当に「お母さんって大変過ぎる」。
コロナになってカミサンが身動き取れない中、1週間ほど朝昼晩と子供の食事に取り組んでみたが、もう限界。
しかし、世のお母さんはコレを強いられているのが現状だろう。
せめてその3食のウチの1食分の助けになれるためにも、早くお店を再開せねば。
このコロナ休みを使ってカミサンと「リアルなお金」の計算をしているのだが、W受験を控える我が家の来年、教育にかかる費用はざっくり¥350万。マジかぁ・・・
ホント、全然休んでる場合じゃないわね。
しかし、カミサンは休んでいなかった。
この休んでる間、家族5人分のマイナンバーカードと保険証の紐付けを行い、カミサン¥10万分のポイントゲット。倒れても、タダじゃ起き上がらないのがカミサンである。
¥10万は凄い。でもお洗濯も食事作りにだってポイント付けて欲しいわ。
隣に住むオフクロは、まだマイナンバーカードすら作っていなかったので、これをイイ機会だからと俺がスマホ操作して作成の段取り。
が、写真の設定で「イイのが無い〜」とゴネ始める。
イイとか悪いとかじゃ無いんだと説明するのだが、ココを譲らないのがオフクロである。
「これにしようかな〜」、じゃないんだよ。35年前のモノが証明写真に使えるワケねぇだろう。それにしても今の妹に似ている。遺伝子だねぇ。
と、ごちゃごちゃしてマイナンバー取得の段取りが全然進まないでいると、縁側には幼馴染のアキオがいるじゃないか。
「コロナみたいだな。ブルーレイ持ってきたよ」と、お見舞いに来てくれた。
嬉しいけど、俺もまだ濃厚接触者だから会話するのも申し訳ない。万が一にも伝染したくはない、同じく受験生の父だ。
ただ、ちょうどオフクロの写真探っていた時なもので、その頃のアキオの写真も出てきてしまっていた。中3、県大会の時だな。アキオはセカンドで、俺は補欠だった。
夜。
全然イマジネーションがない。晩ごはんが作れない。美味そうなものが沢山出てくる漫画だが、でも子供は食べてくれないだろうし・・・
作るだけなら作れる。自分のモノだけならいくらでもやれる。
でも今は特に健康的なモノ、そして食べてくれるモノを作らねばならない・・・。だめだ、思いつかないし、やる気も出ない・・・
しかしここで娘たちが、「三姉妹、動きます」と、
あの時の松本人志よろしく、自分たちの晩ごはんの作成を始めた。
・・・嬉しい。
出来上がったのは、カレーライス。
クミンも無い。
ガラムマサラもターメリックも無い。
ただハウス食品の甘口カレールーを溶いたカレー。人参は固い。
しかし三姉妹がみんなで大笑いしながらこしらえたモノである。
「美味しい〜!」「ひき肉入れて良かったね〜!」と愉快な食卓。三女はおかわりもした。
カミサンは「子どもたちにもっと食事の準備をさせたいんよね〜」と言う。たしかに、このコロナ休みはイイ機会だった。
ただ、受験目前だし栄養や免疫力などの事も思うと、どうしても「食事は俺がやらなくちゃ」と思っていた。
カミサンは関西淡路大震災の経験者だ。
「親がキャンプに連れて行ってくれてた事が、すごく役立った」らしい。ガスや電気が無いことを、いかに楽しめるか。
だからウチの子どもたちにも、「非日常を楽しめる」ようになって欲しいと。
あの震災を経験した人は、死生観が違うんだな。
良かれと思ってやっていた食事の準備だが、それはそれで、俺こそが子供の成長のチャンスを奪ってしまっていたのかもしれない。
今後はもうちょっと手伝ってもらおうかな。
月曜からは営業出来そうだ。
明日はしっかりクリスマスと年末年始の打ち合わせして、来週に備えるぞ。