とおりみちのメニューブックの作り方
2016年10月14日(金)
保育園の「親子遠足」の日。長女の時も次女の時も行った事はないが、この親子遠足、「両親共に参加する」という家族も少なくないらしい。みんなそんなに仕事休めるの?
カミサン参加の予定が、三女は「ばあちゃんと行くわぁ〜」と言ってくれたので、我が家はオフクロが参加。たまたま集合場所の横をクルマで通ったが、確かに父親らしき人がたくさん居た。「来年は最後なんだから、一回行ってみたら?」とカミサンは言ってくれたが、どうなることか。
営業終了後、シーズンドリンクの差し替え作業。10月のアタマからやるべきだったがずいぶん遅れてしまった。デザインは気に入らないが、悩んでいても答えは出ん。勢いでやろう。
店を閉めてからコンビニでプリントアウト20枚。縁の白いトコロをカッターで落としていく。自前でプリンター持つより、コンビニのほうが安くてキレイだという判断から、インクが切れて以降は毎回コンビニ。コピー機だけ借りるのは申し訳ないので、両替がてら、エビス購入。
裏表紙と重ねてパウチシートに挟む。まだや。まだエビス飲む時間帯じゃない。
全部挟んだら、マシンに通す。くすんでた色が、キレイになった。ここを丁寧にやらねばシワが入ったりして、いままでの苦労が水の泡。エビス飲まずに丁寧に。フタは開けただけ。
完成。あとはこれを夏のフローズンドリンクのページと差し替えるだけ。
1ページ×10部、だいたい1時間半くらいで完成する。早いとするか遅いとするかは人それぞれだろうけど、実はあのメニューブックはこんな感じで作られております。
でもそれは「この作業」だけのお話で、他にも写真撮り、メニューブックのデザイン、そしてメニュー自体の考案・試作まで含めれば、少なくとも1ヶ月はかかってしまう。
以前、町内の別の飲食店の社長に「なんでこんな事すんの?大変でしょ?」と言われた事があるが、その発言の時点でこの作業の大変さがわかっていない事がよくわかる。しかしあえてその「なんでこんな事すんの?」にお答えしますならば、「頑張ったこの先に、何があるかを知りたいから」に他はない。
振り返って見れば、徐々に徐々にウチのメニューブックもそれなりに見れるようなカタチになってきている。「なんでもっと上手に出来ないのか?」と悔しい思いをしながらやってきた結果が今のメニューブックだ。上手くやれない自分を情けないと感じながらも、歯を食いしばって続けていけば少しの進歩が見える。その進歩が気持ちイイからやってるだけのお話だ。
メニューブックだけじゃない。ピザ・パスタそのものや、店内の内装。什器、備品、BGM。料理の盛り付け方や、最後にあしらう香辛料までお店にまつわる全てが、マスターとカミサンの苦悩の塊。これもまたいつか懐かしくなるだろう。
しかしそれはこのブログだけのお話。明日からはまたクールに、シラ〜っと営業しようと思います。