『県警対組織暴力』とキャスバリズム
2016年5月17日(火)
昨晩はあまりにお店がヒマだった。こんな日はどうにも寝付けない、夜更かしの原因に「充実感や達成感の不足」というのがあるらしいのだが、まるで俺を見透かされているような考察だな、どうも。
「お店を良くしたい」という気持ちと、「家族をのんびりと過ごさせてやりたい」という気持ちが、これがどうやっても一致させられない。お店が忙しければそれはカミサンが子供にかまってやる事が出来ないし、店がヒマなのは俺がしんどい。カミサン方面からは「なんでもうちょっと『程良く』生きられないかね?」と言われるのだが、だってしょうがないじゃない。
こんな夜はゆったりとした映画でも観ようと、『アナと雪の女王』のヤクザ版、『県警対組織暴力』を。
松方弘樹(エルサ)と菅原文太(アナ)
梅宮辰夫(キャリア警察官)に貶められた松方弘樹(売出中ヤクザ)を、菅原文太(叩き上げ警察官)が助けに行くというお話。うん、アナ雪だね。
脇には成田三樹夫、川谷拓三、山城新伍というたまらんメンツ・・・。映画のなかでは菅原文太が松方弘樹を助けに行くのだが、実際の撮影現場では「文太のヤロウが台本なんか読んでやがる!!」って梅宮辰夫と松方弘樹がシメに行くって話も大好物だ。このあたりは名著中の名著、『おこりんぼさびしんぼ』を読んでいただきたい。
このようにして充実感を得、それからはグッスリ寝た。
朝、AmazonからキャスバリズムのCDが届いていた。
クルマ運転しながらCDを聴いた。1曲目のアタマからキング・クリムゾンとか四人囃子を彷彿させる音でムチャクチャカッコいい。
8曲目が俺は好きで、高校の寮でよく聞かせてくれたあるアルバムに似ている雰囲気だったから「そうかな」と思ってメッセージしてみたがマサくんは「惜しいけど違うよ〜」という回答だった。ボーカル・ギターの神田くんも友達なので訊いてみると「そうそう、8曲目のあそこはマサくんが〜」と制作秘話的なものを教えてくれた。しかしAmazonでCDが売ってるってすごいな・・・、タワレコにもあったし。
俺も充実感や達成感がどうのこうの言ってないで、キャスバリズムと競争だ。がんばろう。
親友としては、娘の小学校の運動会のBGMに流せないか考え中である。