デザートのプレート
2016年2月9日(火)
確定申告イヤイヤ期。喫茶店の帳簿だけでも大変だのに、農業やらなんやら、複雑に絡み合う。
カミサンは今日のご予約のお客様のデザートでいっぱいいっぱい。俺が手伝える事と言えば少しでも確定申告を進める事なのだが、何かにつけてカミサンに相談したい事もある。声をかけたいところだが、あちらもテンパッているので一人牛歩。
合間、『星野源雑談集』を(読んでる場合ではない)。
もはや「サブカル」という概念は消失した現代ではあるが、ここにズラリとならぶ方々は皆さん信頼のおけるその道の方々ばかり(あの事実の初カミングアウトの顛末も載っており、ラジオっ子にはたまらない)。
今夜はここら辺について誰かと語りたいなと思っていると、人事異動で広島に戻ってしまった我が愛すべきカウンターのボンクラ達の一人Kちゃんが久々にご来店。Kちゃんはそんなボンクラ達の中では「頭脳明晰担当大臣」。「主張しないオタクの孤高論」から「中山間地域のオッサンの土木力がいかに優れているか」など、久々に色々お話。ソマリランドについてももう少し聞きたかったが、店内は少しバタバタと。
まさかここまで喜んでもらえるとは思っていなかったが、本当に泣くほど喜んでいただけていた。もちろんそれはカミサンが作ったデザートのおかげだけではなく、お友達が自分の為にサプライズを用意してくれていた事が大きいにきまっているのだが、理由はなんでもイイ。お客様が喜んでもらえたなら、それで今日、この店が存在した意義があった。カミサンもバッチリもらい泣き。
頑張った人にだけもらえる「感動」というご褒美。「面倒だわ〜」とか言いながらテキトーに申告書類作っていた俺には当然そんなご褒美はなく、なんとなく悔しく思い「こうなったら次は俺が何かケーキを」とたくらむのであった。(確定申告はどうした?)