美園ユニバース

   

2016年1月11日(月)

朝5時半。早くに目が覚めたので映画鑑賞『美園ユニバース』。

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不良少年の再生ストーリー、かと思っていたが。

日頃、「どんな人間も実は常に綱渡り状態で生きている」のではないだろうかと思っている。人によってはその綱が「歩きやすい立派な橋」であったり、もしかしたら「今にも切れてしまいそうな紐」であったり。安定感のある一歩一歩が踏めればイイけれど、フラフラしながらなんとかゆっくりゆっくりとしか進めない人生もある。

当然その「紐の方の人生」を選んだ場合、立派な橋と比べりゃ落下してしまう可能性は高い。そして2016年現在、人生を踏み外して落ちてからもう一度再スタートを切らせてくれる世界とは言いがたい。俺のような吹けば飛ぶような商売をやっている人間は当然「紐」だ。

「なんで紐を選んだんだ?橋を渡ればイイじゃないか」と思うかもしれないが、世には「そもそも紐しかなかったんだ」という人間もたくさんいる(俺は違う。紐を自ら選んだけれど)。そして彼らはその綱渡りの手段として「駆け抜ける」という方法を選ぶのだ。

一つの手だ。ゆっくり安全に渡ろうにもグラついてまともに進めない、それなら駆け抜けてしまった方がもしかしたらゴールに辿り着くかも。それにどうせ落ちるなら少しでも前の方まで進みたい。「そーいう世界」に棲む人間は、一見普通に生活しているように見える人の中にも多いのではなかろうか。

主演の渋谷すばるにはその「危険な匂い」が満ちていて、まさに適役であったと思う。そもそもジャニーズ事務所は悲しい家庭事情の子供を積極的に採用するという話もあり、それは「色気」というのは教えて身につくものではなく、人生に染み付いているモノだから、という考え方らしいが。とにかく演技か素かわからないようなシーンも多くて素晴らしい。もっと早く見ておけば良かった。

映画はハッピーエンド、安心してご覧になっていただきたい。ただこの映画「わかるわぁ〜」という感想もあってしかるべきだが、俺にはむしろ絶望感。

『SRサイタマノラッパー』や『そこのみにて光輝く』の悲しみ。あまりにも細く頼りない紐の上を歩むしかないような彼らの人生を描いた映画にあった、微かに光る明かりが、共感が、ない。

主人公のポチオには「歌」がある。映画なんだからそのくらい、いやそれくらいなければ映画にならんとわかっているのではあるが、それでもその才能は「紐」を「棒」くらいには変えてくれるだろう。

結局、なんの才能も持ち合わせない俺たち普通の人間はやはり紐の上を歩むしかない。観終わった後には、俺には絶望感しか残らんかった。ハッピーエンドにしたかったのはわかるが、整合性のつかないクライマックスのせいでよけいに、この世の現実は不自由で残酷であるという事実を突きつけられたような気がする。俺にはハッピーエンドが惨たらしく思える映画であった。主演渋谷すばるや赤犬や川原たちの演技が良かっただけに。

 

モヤモヤするのでジョギング1時間弱。BGMは最近お気に入りのGLIM SPANKY。

飲食業に関わらず、お客様と接するお仕事の人、いやな上司とぶつかってるような人は必聴。どうも自分の接客という業にゴールが見えないが、この曲さえ思い出せばとりあえずはどんな苦手なお客様とのお仕事もなんとか乗り越えられる。ずいぶんとゲスい内容の歌詞で「腹黒い上昇志向の人間讃歌」だが、なんというかマッド・マックス的なところが痺れるわ。ジョギング中、疲れの感じられてくるはずの中盤〜後半くらいでこの曲かかってくれてむしろペースは上昇。

今日は休む予定だったが、走ってる間にどうしてもお店が開けたくなってしまって、カミサンに頼んで営業する事にした。

おかげさまでランチ満席御礼。本日もまことにありがとうございます。

 

夜こそは休もうと思っていたのだが、スーパー顧客である前チョロリーゼント社長から「マスター、今日やってる〜?」の一声で、結局お店は開ける事に。

さあ、何時に閉めれるかな〜。がんばるぞ〜〜〜〜〜


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