ひと山こえたぞ、がんばれカミサンと俺
2015年12月23日(水)
今日からテイクアウトのご予約ラッシュ。カミサン、バリバリと料理を仕上げていく。
俺も指のひび割れが今年イチバンに。接着剤でくっつけてがんばる。
お昼過ぎ、本日は次女のピアノ発表会。ランチはバタバタと忙しいが、その隙間をぬってカミサンがなんとか鑑賞に向かう。俺も聞きに行きたかったが、カミサンがビデオ撮ってくれるというのでそれで我慢しよう。
「忙しくなったらすぐ電話して。すぐ戻るから」とカミサンは言うが、発表会の会場と店はクルマで15分。電話したところで仕方ない。今日は一人で頑張ろう。
と思っていたのに30分後にはカミサンに電話してしまう始末。「お客様のオーダー30分待たせちゃってる・・・、助けて」カミサンが出発した直後にお客様が重なり、お店がてんやわんや。情けない。
結局カミサンまでも次女のピアノを聞くことは出来ず、長女だけ会場に残して戻ってきてもらった。
父親として、非常に情けなかった。
夜中、カウンターには中学の先輩。4時間ほどお話を聞く。聞く、聞くが、俺ももうヘトヘト。ちょっと立ってるのも苦しくなってきた。
翌日後悔するのはわかっているが、夜中になんとかテンション保ちながら仕事するにはもう仕方ないと、ハイボール飲りながら先輩の話を聞く。カラダとアタマを誤魔化しながら飲むハイボールは麻薬。かつてこうやってドツボにはまっていった過去があるにもかかわらず、またウイスキーを飲んでしまった。
深夜1時、閉店。なんとか片付けして、風呂も入らずバタンキュー。パパとしても、飲食業の人間としても情けない一日だった。
2015年12月24日(木)
朝9時、三女、寝室にカギをかけ立てこもり。
「絶対に絶対に保育園に行きたくないのよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜」
わかったわかった、もう休め。ここのところお店の忙しさに負けて、キミの事もほったらかし気味だったのが悪かった。
今日がテイクアウトの一つの山場。カミサンもクタクタ・・・。
ピザやオードブルのご注文、ありがとうございました。皆様、来年もどうぞよろしくお願いします。
夜の営業自体は落ち着いたものだった。
地元の学校の先生が、「ナポリタンの食い納めに参りました〜」とお一人様で。「クリスマスなのに寂しいじゃないか」とからかうと、「絶対言われると思ってました(笑)」と意に介さない様子。ナポリタンは、そっと大盛りにしておいた。
お、どうやらサンタさんはちゃんと来てくれたようだ。
朝には「保育園に行かないような悪い子にはサンタさん来ないぞ」って言ってたけど、こうして来てくれたって事はどうやら三女は悪い子ではないという証明だ。
ピアノを聴きにも行ってやれないし、夕食すら一緒に食べる事も出来ない日が続き、申し訳ない。けれどもパパはこのお仕事が大好きなもんで。
かつては自虐にまみれた思考に苦しんだが、今はそうではない。確かに子供放ったらかしにする瞬間はあるが、以前のように「それでも家族を食わせるために仕方ないのか・・・」と悩む事はなくなった。
さも「家族のために働いている」ように勘違いしてるからこんがらがるのであって、冷静に考えれば好きでやってるこのお仕事。
子どもたちには「ごめん、かまってやれなくて」ではなく、「イイだろ?お前たちも好きな事見つけられたらイイね」と伝えていけるパパでありたいと思うのだが、今夜、世界中のサンタさんたちはいかがお考えでしょうか。
メリークリスマス、Mr.ローレンス。