腰痛、新たなカウンターメンバー
2015年12月10日(木)
ランチタイム、ディナータイムともに大盛況。ありがとうございます。
特に夜はカウンターまで満席でメチャクチャおもしろい営業。お隣、広島県からも俺の高校の先輩方に来ていただいて楽しく過ごせた。「イイ笑顔で仕事しとるな」とおっしゃていただいたが、いえ、あなた方が好きだからこんな顔で仕事できるのです。
あと、鹿見た。
可愛かったが、鹿は田んぼや畑にいたずらするらしい。
12月は稼ぎどき。飲食店がココで売上げなければドコで売り上げるんだ、とわかってはいるが、朝から晩まで立ちっぱなし。ココのところの忙しさは有り難いのだが、さすがに堪えてきた。
25時、お客様お見送りしてバタンキュー。
2015年12月11日(金)
止めときゃイイのに自力でタイヤ交換に。だって雪が降るらしい。で、やっぱり腰を痛める・・・。カミサンから「去年もそれでぎっくり腰してたよね?」と、この冬イチバンの冷たい諫言。やはり素直にクルマ屋さんにお願いする事に。
これは間違いなく運動不足だ。立ち仕事が続いているが、これは運動にはならない。カウンターでひたすらお酒やコーヒー淹れてるだけでは、心拍数があがるわけもなく。あぁ、走りに行きたい。マシンで胸や腕を痛めつけたい・・・。腰が痛くなっちゃったら、もうそれらも出来ない。治るまでは。
夜、久しぶりにヒマな営業。でもイイ休養になった、かと思えば22時から団体様やカウンターにカップルのお客様など。よーし、頑張るか。
しかしすでに「履いてるGパンが重たい」と感じるほどの腰痛・・・。やれんのか、俺?
ピザやチーズを出し終えて、洗い物などしているとカウンターのカップルの女性から「このBGMなんですかぁ〜」とご質問。彼女の方はベロンベロンで、彼はコーヒー。その時間帯はジャズが流れてて(クリスマス・ソングもう辞めたわ。飽きた、嫌い)ウェス・モンゴメリーがかかってた。
彼女はよくわからなかったみたいだが、実は彼はわかってたようで、じゃあ彼が答えればイイのにと思ったが、どうやら「いえ、自信なかったので・・・」と控え目な回答。
ちょっと待ちなさいよ、キミ。聞けば26歳、だいたいその年齢の男のジャズなんて「モテるための道具」なんだから、そこの知識があるなら、女性の前でひけらかせて当然でしょ?しかしこの彼、どうやらそういう意味ではなく、単純に音楽が好きだという。
ほう。ちなみに他は何を聞くの?と尋ねると、radioheadに筋肉少女帯ですと言う・・・。あら〜、キミ、この町で生きづらいでしょ?でも安心、この店の、特にこのカウンターは「マチズモ反対」「マイルドヤンキー立ち入り禁止」、いくらでも想いをぶつけてくださいよ。青春の屈折した文化的なハナシ、おじさん大好きだからね。
「僕、枝雀が好きで・・・」ハイ、来た。来ましたか、桂枝雀。彼ボソボソと枝雀について話しだす。彼女はトイレに入ったっきり出てこないから、俺も熱が入って喋ってしまう。まさかこのカウンターで枝雀について、しかも一回り以上も若い人と話合う日が来るなんて。ちなみに俺は枝雀の言葉のいくつかを手帳に書き写しているほど好きなのだが。
最終的には彼のおかげで「なぜ俺が枝雀の『地獄八景』が好きなのか」の答え合わせまでが出来、実に面白い時間だった。で、彼が「だから中島らもの場合は、納得がいくのです」と更にこの後ヒートアップする発言があったのだが、彼女がトイレから戻ってきてトーク終了。らもについては次回に繰越しという事に。
腰の痛みも忘れる、ヤバい時間だった。これがあるからカウンターは面白いわ。