2026年9月2日(水)
朝。
朝というのは、だいたい電子レンジから「昨日取り出し忘れた何か」が出てくる。
出勤してきたスタッフのモモちゃんが「え〜、なんですか?ネコちゃんたちのごはん?」と不思議そうにしていたが、これはカミサンのプロテイン入り魚肉ソーセージ。
「チンしたら美味いのよ」と言っていたが、wウチの猫ズたちも食べるかどうか⋯。
ランチ。ボチボチ。
そんなおヒマを利用して、モモちゃんはパスタの練習。
非常に筋が良い。
俺とカミサンが大事にしている「勘所」みたいなモノはなかなか情報化が難しいのだが、モモちゃんはその辺りの感覚に近いものがあるんだろうな。つまり「雑」。
というわけで、今日のマスターのまかないはモモちゃん作のナポリタン。
ウチのパスタの中で唯一ナポリタンだけ「乳化と炒めの中間」という特殊な作り方をするのだが、これも肝の部分を理解してくれていると感じる。たいへん美味しゅうございました。
夕方。
ようやく『あかね空』再再再読完了。
夫婦で自営業、子育て、親兄弟のゴタゴタ⋯、およその問題は「ちゃんと言葉にしないから」に収束される。
互いに言葉を尽くすことを諦めたり、逆に「ワタシだけでなんとかする」はそれは上手くは行きません。思いやり、「迷惑をかけたくない」といった愛情が、逆に家族に不信感を撒き散らしてしまう。わかるぅ〜
150ページ目くらいまでは「仲良し夫婦が豆腐屋を繁盛させるまで」な話なのだが、そこから先の320ページ目くらいまではシンドい話ばっかり⋯。しかしそれがフックになって、ちゃんと素晴らしい素晴らしいハッピーエンドを迎えるので、どうかあと170ページほど頑張って読んで欲しい。
俺は「商売を引き締めたい。カミサンともちゃんとコミュニケーションを取りたい」と思った時に読むようにしているけれど、新婚さんカップルには強く必読とオススメしたい。
そしてできれば折りに触れ、なにか家庭の環境が変わった時にまた読んでみると、それまでと違った新たな「今の感想」を持てると思う。
全部覚えていても、次読んだ時にまるで違う話に感じられるなら、己の成長も実感出来る。10年おきでも(だから図書館というのは大切)読むと面白いと思う。
『あかね空』じゃなくてもイイから、娘たちがそんな本と出会えますように。
ここ10年くらいで落語でも人情噺のコッテリ感がけっこう苦手になってしまって、この『あかね空』なんてまさにその苦手なジャンルなのだが、登場人物のひとり「傳蔵」の佇まいが爽やか&エレガント。読んでる方は「もっと深堀り出来るだろ!」となりそうだが、そこをやらない山本一力先生の凄さよ。
次は60歳の時に読む予定。
その時は誰に感情移入するのか、電子レンジからは何が出てくるのか。
なんにせよ、面白そうだな。