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2026-05-12

価値観

2026年5月11日(月)

朝。

三女は普段と変わらないご様子で朝食を食べて登校していった。元気が無いのは別にいつもの事で、俺もことさらに気にしてはいなかったが、そうかテスト前でナーヴァスなのか。

 

ランチ。たっぷりお客様で誠にありがとうございました。ドリンクのページを新メニューに変えてみて発見もあった。発見というか、これまでが見てないフリをしていただけだったというか。

 

そのランチ真っ最中、三女の中学校からお電話アリ。

三女が頭痛で保健室におり、回復しそうに無いのでお迎えをお願いしますというお電話だった。

 

次女もテスト前になると発熱、そして最終的には蕁麻疹まで出るほどの拒否反応が出ていたが、三女もそうなのかしら。

 

お勉強、特に英語が苦手。でも別に全然イイと思うんだけどな。

それがプレッシャーなら何か手助けしてやりたいけど、ただ「パパと英語の勉強するのはちょっと⋯」らしいので、大人しく静観することにしている。俺の熱心のせいで勉強が嫌いになったら元も子もないし。

 

きっとそのうち「学び」が楽しくなる日が来る。

それはお前が50歳の時かもしれないが、いつかその時になって「もっと早くに勉強しとけばよかった〜」というのは、それはホモ・サピエンスの十字架だから仕方がない。

何歳からでも楽しめばイイ。お前と初めてヒップホップダンスのお稽古に習いに行ったのって、パパ44歳の時だからね。T先輩は50歳越えてから英会話を頑張ってるし。

 

夜。ひたすらAIと壁打ち。

なんでもやってくれるのだが、デザインの細部は時間がかかる。でも面白い。

 

深夜。

メニューブック案のやり取りに疲れ、ハイボール呑りながらyoutubeで『山本KID徳郁』の試合の名シーン観ながら就寝。KIDを観ていると、絶対に人生を無駄遣いしてはならないと感じられて、悩みがリセットされる。

 

 

2026年5月12日(火)

朝。三女は盛り返したようで、学校へ行くという。

たくましくなって来ている、用意しておいた豆乳とオクラのおかゆもペロリだった。

 

それからはカミサンと新メニューのミーティング、3時間。

 

カミサンの考える案と、俺が昨夜ずっと考えていた案が違う。

これが一般企業なら難しい問題だったかもしれないが、俺とカミサンの2人でやっているお店だ。メニューは非常に重要ではあるが、別に大きな予算あ必要なわけでも無し、まずはどちらかの案をやってみてその結果を踏まえてバージョンアップすれば良い。

「まずはやってみる。それから修正しよう」のスタンスで進める。

 

お昼はウチのイチバン人気、「半熟たまごのたらこのカルボナーラ」の改良に務める。いつも2種類のたらこを使うのだが、改良案ではここでもお互いの意見がぶつかる。でも発見があるわ。

ただ、こだわればこだわるほどエキセントリックになってしまいがちなので、やはり会議にはもう1人くらい客観視してくれる人がいると助かるんだけどなぁと思った。出来ればクレイジーな人が。

 

お昼まででお仕事の話は一旦終了。

俺は庭でカミサンのガーデニングの助手を務める。庭に可愛らしい野葡萄が生えるので、そのために棚を設置するらしい。おぉ、それは面白そうじゃないか。

 

ホームセンターで買ってきた棚なんてチョロいだろうと作り始めたのだが、けっこうムズだわ。説明書には「80mm」とか書いてあるのだが、ホラ、私たちってZUSANじゃない?全てが100mmから60mmくらいの大誤差で作り続けて、しかも別に気にしない。

 

そこには「垂直に」って書いてあるし、それを読んでもいるのだが、カミサンは「まぁ、エエよね」と、60度くらいの角度でぶち込んでいる。俺はエエけど、これでちゃんと出来るのか?

 

そうやって準備が終わりいざ組み上げる段になったのだが、カミサンは「牛乳買っておかんと!」と出かけてしまった。

俺が1人でやるんかい。

 

たぶんそうなるかなぁ〜と思っていたら、ナナメ。やはり、すっごいナナメ。

むしろ「これってこういうモノなのかな?」くらい、ちゃんとナナメだ。秋にはこれが奇跡的にアートになっていたらイイな。いけるだろう。

 

帰ってきたカミサンも「エエやん〜!」と言っていたが、そう、世の中は全てが些細。大切なのは「ゴキゲン」であることだけである。今回の棚作りは100点。

 

夕方、パスタの勉強しながらルームランナー1時間。美味しいって、なんだろうな。技術を磨けば磨くほどにマーケットから離れて行く。

俺ですらそう思うんだから、飲食業界の職人さんはもっと辛いだろう。頑張っても頑張っても誰からも認めてもらえない日を過ごすのは、経済も心身も共に堪える。わかる。

 

でもAIを毎日触り続けていると、そろそろ職人さんに陽の目が当たる日が来るのも近いように思える。

 

プログラミングオンリーで走らせることが出来るプロジェクトは、もうエリートだけの仕事になるだろうよ。だってそもそもそれには人手がいらんわけで、欲しいのはむしろ現場で動ける人間。

財務省が私立大学を250校削減させるって計画してたけど、ここから大量のホワイトカラー予備軍で席の奪い合いが始まるのは、あの時代を過ごした我々「氷河期世代」からしたら見てられないわ⋯。

 

実際の現場には人間の「リアルな手」が必要、とされる時代はもうしばらく続くはず。でもダヴィンチみたいに外科手術さえも出来るロボットが出来ているから、「もうしばらく」ってのが、今年いっぱいになるかもしれんのだけど。

とにかく世界は目まぐるしく変わる。三女におかれましては、自分が大切に思っている事を「他人と比べずに」生きていってもらいたいと願う、価値観を人に委ねないように。

ただお勉強というのは比較的早くに結果が出る作業なので、やって損は無いはずだけどね。

 

夜。

夕食にミートボールを作ったり、後はひじき、ニンニクの芽、新たまサラダ。三女がミートボールをよく食べてくれた。ミートボール、いつかお店のメニューにしたいと思っている。

 

土建屋ショウからLINE、愉快な内容でとてもイイ。

あの頃俺がショウに何度も喋っていた感動を、これでついに共有できたな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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