力不足
2024年11月24日
深夜1時。
明日はお弁当も朝食も無い。せっかくイイ感じで寝ていたのに、ガリガリガリガリと、俺の部屋の戸を開けるように猫ズに要求されて起こされる。
開けてやると、俺の頭上でニャーニャーニャーニャーとうるさい。勘弁してくれ、なんなんだ?
普段俺の寝室に来ることは滅多に無いのだが、とにかく何かを訴えている。
寝ぼけながらしばらく猫ズたちの言い分を聞いていると、「ママが居ない!探して来て!」と言っている(多分)。
ウチの猫ズことアサリとシジミは、絶対にカミサンと一緒に眠りたい派。
しかし、今夜はカミサンはうどん食ってそのまま下のリビングで眠ってしまったんだ。もう諦めて寝ろ。
だが、一切の妥協を見せないアサリとシジミ。
4時くらいまで俺の部屋で「ニャーニャーニャーニャー(ママを呼んで来い)」と諦めてくれない。
俺と一緒に寝たらイイじゃないかとの提案にも、「とにかくママを」の一点張り。
朝5時。
三女には申し訳なかったが、ソッと三女の部屋のドアを開け、猫ズたちにはそちらに誘導。あいつらも諦めたのか、三女の布団では大人しく眠ってくれたらしい。三女、スマンな。
ランチ。
12時半くらいからようやく満席。しかし、ゆっくりとした営業も悪くない。丁寧な仕事ができて俺もカミサンも満足だった。
次女は一昨日から風邪っぴき。熱は下がったが、喉やら鼻やらがしんどそう。これでもう3回連続の「定期テスト前の風邪」だが、ここまで来るといよいよ「これって知恵熱?」と疑ってしまう。
次女には「お前、進路はどうすんの?」と訊いてはみるものの、本人は「う〜ん…」
なんにせよ、別に無理強いなどしない。勉強したくなければせんでもよろしい。
誰にでも絶対に「勉強が必要だ!」と思う時がくるんだから、その時に頑張ればイイ(というか、そういう時にならねば頑張れない)。
「高校生の頃、もっと勉強しときゃあ良かった〜」なんてのたまう大人も結構いるが、別に今からでもすぐやればイイのにね。
「学びから逃げているだけだ」とまでは言わないけれど、「まずは始めてみなきゃ、学びの楽しさはわからんよ」とは思ってしまう。
これから次女がどんな進路を選択するか、とても楽しみ。
「ギター1本背中に抱え、夜行列車に飛び乗って」
みたいな事でも大いに応援したいのだが、そのシチュエーションの場合は「親からは反対されて〜」の背景が必要になるだろうから、俺はむしろ黙って新聞でも読みながら背中向けてる親父の方がイイのか。
応援したらイイのか、ソッとしておいてやったらイイのか。
猫にも娘にも「パパではちょっと…」と言われているような気がするが、今やれることは明日のお弁当の仕込みだけである。