自信持てよ
2024年11月5日(火)
昨夜の焼鳥の残り物でお弁当完成。塩、タレ、そして一昨日のおでんの鍋に中にあった玉子をのっけて焼鳥弁当。キムチもひじきもあって、悪く無いんじゃないでしょうか。
ランチはおヒマ。
そんな日に来ていただいたお客様、本当にありがとうございました。助かりました。
おヒマを利用し、商工会に行って年末調整の書類出したり図書館に行ったり。
それから、俺にはよくわからんのだが、「子供が3人以上いたら補助を出します」という施作があるらしいので、その為の書類を提出すべく町役場にも。
書類は複雑。
一応書きあげてから持って行ったものの、窓口では担当の人も「う〜ん…」と悩まれているようだった。
役所の書類というのは総じて難しい。
「助成」というだけで申し訳ないのに、担当の人を困らせてしまっていると思うと居心地が悪くなってきて、俺だって「あ。もう、大丈夫です」と言いそうになった。
書類の作成にある程度のハードルを上げることで、犯罪だったり不正だったりを妨げる効果はあるとは思う。だが、そのせいで本当に援助されるべき人が零れ落ちるのは悲劇。
ちょっと前に観た『護られなかった者たちへ』を思い出した。佐藤健が怒るのもわかる。
俺はポツンと立ってただけで怒るも何も無いのだが、聞けば怒鳴り込みながら窓口にくる人もいるという。
なんか、役場で働くって大変なんだな。
夕方、時間がないかな?と思っていたが、5kmほどルームランナーに乗れて良かった。
俺が自由に時間を使っていると、カミサンが夕食をこしらえてくれていた。鱚の天ぷら。骨まで揚げてくれていたのだが、これは大変だったろうな。とても美味かった。
夜もおヒマだったので、図書館で借りてきた本を読む。ワハハ、むちゃくちゃ面白い。
慶應義塾大学の准教授、と聞くと「なんだ、エリートが何か抜かしてんのか」と思いそうだが、この人、お父さんが会社倒産させちゃってそもそも高校にさえも行けてない。
中学を卒業すると、自衛隊に入隊。そこから頑張って高卒認定試験に合格し、さらに慶応大学にも合格するという驚きの苦労人。
しかし色々とあったんだろう。ひねくれまくって、メチャクチャ面白い思考になってくれている。
ビジネス本かと思いきや、まるでナンシー関やマツコデラックスが「経営学」を用いて、「人生の問題解決のヒント」を書いてくれているようなエッセイ本だった。
「こんな事ばかり言ってるから俺はモテないんだ」と、嘆きというか諦めみたいな句が散りばめられているのだが、「まぁ、そうだろうね」としか言えない笑。
そして最後のページで爆笑。このエッセイの中では、有名文芸作品のタイトルを散々パロディとして用いているのだが、その元ネタを「最後の1章」として説明してしまっている笑。索引では無く、ちゃんと1章として。はぁ〜、なんと情けない笑。
わかってもらえなくても別にイイだろ?なんだよ、「僕、これくらい知ってます」って言いたかったのか?大丈夫だよ、もっと自信持てよ。
かわいい奴だな〜。
役場での出来事を『護られなかった者たちへ』を持ってきて説明しようとする俺みたいだな。俺もInstagramで延々と滑りまくっているからな、その気持ち、よくわかるぞ〜。
ただ、本の内容は本当に素晴らしい。
「問題の根本からの解決」のための本としては、読書猿先生の『独学大全』が絶対にオススメなのだが、とりあえず今すぐ救われたい人にはこの『世界は経営でできている』を読んでもらいたい。大体の悩みの解決方法が書いてある。
ちょっと難しい言葉もあるが、それはほら、書き手がこじれちゃっているから許してやって。
(と、誰かがここまで書いてくれるだろうとわかった上での文章だろうな。この人、本当に頭が良くてユーモアがある人なんだろう。多分、モテるはず)
お店を片付け終わってリビングに上がると、カミサンが冬布団の準備をしてくれている。三女が邪魔をしていた。