グリ森
2024年10月29日(火)
本日お休み。
それで緊張感が切れたのか、1時間寝坊してしまった。弁当と朝食のサンドイッチは夜中のうちに仕込んでおいたので、問題はない。
問題は、寝坊したのが俺だけではなく家族全員だという事。参ったね〜、次女が乗るべきバスもとうに行ってしまった。
次女は昨日「体調悪いから部活休ませてもらった」と早めに帰って来たのだが、そのまますぐ寝て、結局13時間も寝続けた。
そんな体調悪そうなんだから休んだら?と言うのだが、「イヤ。こうなったらもうヤケクソで行ってやるわ。パパ、学校まで送って」。うぇ〜〜
1時間半ほどで往復して帰って来てら、今度はすぐ仕入れで広島へ。「飲食業、仕入れと仕込みが全て」、ここが頑張りどころ。
急いで帰らないといけないのだが、ちょっとだけ蔦屋家電をウロウロ。マッサージ機試したり、面白そうな本をチェックしたり。
店員さんたち、みんな「渋々」といった感じでハロウィンっぽい帽子かぶらされてた。確かに、ああ言うのが好きな人は書店員さんにはならんだろうな。
帰りの車中。
俺が『存在のすべてを』がすごく面白いんだという話をすると、カミサンが「そういえば最近『罪の声』の映画観たわ」と。塩田先生の16年の作品の映画化ね、俺まだ観てないわ。
「すごく面白くて、『よくこんな事、思いつくなぁ〜』と思って。それで、グリコ森永事件の事も調べてみたいんよね」
「グリコ森永事件」。
…しかし、ここはグッと我慢。
俺はかつての昭和映画界のデタラメさ加減がめっぽう面白く、大好物。
鶴田浩二や若山富三郎らがヤクザを演じている内に「どんどんまるでヤクザ」になっちゃったあたりのエピソードを収集している時期があった(山城新伍がめちゃくちゃ面白く喋ってくれている)。
当時はそう言う時代で、「興行と反社会勢力」は切っても切れない間柄。美空ひばりを育てたのは山口組だし、安藤昇が俳優になっちゃったりもしてるし。
で、そんなもんを調べている内に当然、万年東一にぶち当り、そこからグリコ森永事件の犯人とされた、「キツネ目の男」と呼ばれた宮崎学を知る。
安保、全共闘などの学生運動にもリンクするし、人生の後半は作家でありジャーナリストであったが、宮崎学は純然たる「不良」。グリコ森永の犯人ではないとは思うが(アリバイあるしね)、やってもおかしくないタイプだと思う。
たまに俺が良くない意味として「デオドラント」という言葉を使う時があるのだが、今振り返れば、あれって宮崎学の影響だったんだな。
など、いくらでも話たい事はあったのだが絶対にカミサンに白い目で見られるとわかっているので、そのまま喋らずに家まで帰った。
明日はランチのみ営業。夜は貸切となっております。