Feelin’ Good
2024年8月24日(土)
今日もお休み。ありがとうございます。
お昼過ぎ。
神戸時代からお世話になってるカズちゃんが、ファミリーとご一緒にわざわざ山陰のこの深淵までやって来てくれた。
流行ってる時も倒産する時も、そして島根に帰ってからも何も変わらず付き合ってくれてありがとう。
色々としたい深い話や最近の「気づき」もあったのだが、それはまた今度仲良し4人の席で。
島根のお店、いかがだったでしょうか?まだまだ頑張ります。
夕方、関西方面へ出発。岡山で大雨に降られた。
夜、カミサンの実家に到着。
明日早いんだから早く寝ろ。仲良しなのは、とても良い。
2024年8月25日(日)
朝4時半、出発。まだ真っ暗だった。
しかしおかげで高速道路は非常にスムース。大阪を越え、名神やら東名やらを運転するのは初めてじゃないかと思うのだが、広くて走り易い。
途中で立ち寄ったSAなどの事も考えると、これが本当の高速道路と言うならば、俺たちが普段走っている中国道や浜田道は、もはや砂利道と言わざるを得ない。
9時、沼津市到着。
9時半にはもう行列だった「にし与」に俺たちも並ぶ。アジフライが美味いらしい。
1時間くらい並んでようやく食事。つっても、まだ朝10時半なのだが。
周りもガツガツお食事されているようだが、俺たちも負けてられない。次女はもちろん、長女も三女もよく食べた。
それにしてもあまりも辛いのはこの周辺のお店。
似たようなメニュー展開で、同じ時間に開けているお店もたくさんあるのだが、並んでいるのはココだけ。周囲は大変歯がゆい思いでお仕事されている事だと思う。
ただ、なんとなくその理由もわからなくもない。
同じ飲食店でしかも倒産したことのある身、似たような失敗をしていたから。
頑張って頑張って、それが評価されないのは辛い。評価されないだけで十分辛いのに、更にその上に「返済」で人生が過ぎるしな。
繁盛店と、ヒマな店。
今そのリアルな現場を並んで一緒に見ている長女に、少しだけ俺の「商売への想い」みたいな話をしたりもした。
その後、もう少し足を伸ばして三島市へ。
ここは我々家族みんな大好きなドラマ、『ごめんね青春』のロケ地だった場所。
ドラマに出ていたコロッケを買ったり、生徒が放課後に過ごしていた小川を見に行ったりした。
そしてさらに足を伸ばしに伸ばして新横浜、日産スタジアム。
藤井風のコンサートにやって来た。Feelin’ Good。
ちなみに昨夜のコレは、
今日のコンサートイメージへのオマージュだったらしい。すごー。
本来ならば、邑南町を代表する痛いファン代表のカミサンが来るべきだったのだが、当選した(してしまった)のは、俺と次女と三女だけ。
カミサンがどれほどの痛ファンかを最も知っている我々(当店のお客様もそうでございますよね)だけに、本日ここまで、非常に非常に気まずい数日を過ごさざるを得なかった。キツかった〜
ちなみに今日はスマホ撮影、全面解禁。
それにしても、すごいね7万人って。
山陰のさらに奥で暮らす次女と三女にすれば、その「7万人」を体験できることは立派な社会見学になったと思う。
本を読んだりしながら始まりを待っていると、おもむろに客席から現れる藤井風。
スタジアム中央にあるピアノを弾き始める。
神様…?
三女、ウットリ。「本当におったんだ…」。
確かに藤井風って「想像上の生き物」みたいだもんな。
ライブは終始大盛り上がり。
途中、自転車で客席を回ってくれる風。想像上の生き物だったのが、突然まるで「田舎の楽しい中学生」になって自転車を漕ぐ。
次女、三女のテンションも爆沸き。
「パパ。ワタシ今、風くんと目が合ったような気がする…」邑南町に新たな痛ファンが生み出されてしまった。
と言いながら、俺も今回で結構大好きになってしまった。憑き物がドンドン落ちていく。
2024年8月26日(月)
朝4時起床。
ライブ後にはもちろんすぐに寝てしまっていたが、おかげで早く起きられた。
朝はホテルのサウナを1時間ほど堪能。富士山も見えた。
さあ、島根に帰るか。
東京の友人たちにも会いたかったが、それはまた1人で来た時にしよう。
9時、海老名SA。
次女は昨夜のライブの興奮冷めやらぬまま、朝9時だろうと海老天丼。旅行ってのは、こうでなくっちゃね。
そして走り続けること14時間。
途中チョコチョコ休憩もしたし、長女も宝塚で降ろさなくてはならなかったが、それでもなんとか想定内には島根に帰ってくることが出来た。
みんな、お疲れ様でした。
家に着くと、シジミはそうでも無かったのだが、アサリは非常に機嫌が悪い。やっぱオトコは弱いね。
しかしこの2日間、留守番ご苦労であった。
途中、宝塚で1泊させてもらったとはいえ、東京~島根をクルマでの往復というのはなかなかにハード。
長距離バスの運転手だった親父は、コレを毎日やっていたのかと思うと頭が下がるわ。こうやって俺と妹を学校出させてくれたワケで。
コロナがあったり、長女と次女の受験があったり、家族5人で旅行するのは久しぶりだった。
カミサンと長女は風のライブ中には、もう15年近く前になる東京時代に暮らしていた宮崎台(正確には川崎市だが)のマンションに行ってみたりしたらしく、そちらも感慨深いものがあったようだ。
好きだったスーパーが無くなってた!って言うてた。
長女はもう大学2年生。就職なんてしたら、なかなか家族旅行なんてものは実現せんだろうな。
あと何回みんなで旅行が出来るかな。
また一つ、イイ思い出を作ってくれた。全てに感謝したい。
「モノ」を買おうと思った。
何かを見るたびに今日のこの沼津~横浜旅行を思い出せたら幸せだろう。
せっかくだから、今日の記念になるようなちょっと高価でも何か「一生使えそうなモノ」を買ってやろうと思う。
普段は買い物は億劫なのだ。
でも今日は、意を決して自分の買い物にマネーを使うんだ。
本当にそのつもりだった。
が、横浜のガソリンスタンドで、「タイヤがチビ過ぎてて、もうワイヤー見えそうですけど大丈夫ですか?」と言われ、慌ててタイヤ購入。
…10万円。
俺はもうこのクルマ乗るたびにこの楽しかった旅行を思い出すことにするわ。
イイ買い物した!
安全も買えたんだしね、チクショー!
Fellin’ Good。