宙に舞う
2024年7月20日(土)
午前4時起床。せっかくの休みでお弁当も作らなくてイイ日なのに目が覚めちゃう。
Netflixで、『護られなかった者たちへ』視聴。もっと早くに観ておくべき映画だった。俺が「いつか取り組みたい」と思っている事案ばかり。
ミステリー要素も多分にあるストーリーなので何も言わないが、とにかく「キャスティング」。これがめっちゃくちゃに凄い。
主役級以外でキーとなる演者の3人がおり、それがいわゆる「損をする役」。
悪役にもなれない、卑怯で、しかし「正論を宣う」だけの小市民という役回り。
よくぞこの仕事を引き受けてくれたと思う。主役級の佐藤健と阿部寛より、この3人の役者のおかげで、社会が変わるかもしれん。キャリアとは、こんな風に使うんだぞと教えられた。
観終わった後、年に1度くらいは読み直す、立教新座高校3年生諸君へのページで身を引き締める。
高校卒業を迎えた若者へのメッセージだが、大人の我々も心に刻まなければならない文章(もしかしたらたまにパクっているかもしれません。申し訳ありません、大好きな文章なんです)。
朝10時。
邑南町は大雨。あら〜
大量のおにぎりを作り、次女が練習試合をしている浜田高校へ。
11時半、そこで次女をピックアップ。
そしてそのまま北上、出雲市大社町へ向かう。
今日はお店はお休み頂戴いたしまして、三女とサーフィンの日。ちょっと天候は悪いが、頑張っていこう。
ちなみにカミサンと次女は「パス。無理」とイモっ引き。情けない、「海を見ろ」よ。
確かに大雨と風で波は高い。しかし俺の人生であと何度、娘とサーフィンが出来るだろうか。
しっかり楽しみたい。
が、楽しむどころか波にぶっ飛ばされ続け、ついにサーフボードを宙を舞わしてしまう俺。photo by 次女
それでも「むちゃくちゃ楽しい!」と、3時間ほど三女とエンジョイ。
俺も三女も全然波には乗れないのだが、どうしてだろうね。サーフィンはとても楽しいね。
「47歳で初心者」だから、周辺はみんな上手な年下ばかり。
だけど俺も全然卑屈になることはないし、教えてくださる先生(21歳)も「今のはめっちゃ惜しかったです。多分、あと少しボードの中央で足が立てれば、それで完璧だったと思います」と的確&優しい。
他のスポーツでも感じるが、「真剣にスポーツしている人」というのは、上手くなればなるほど「他者に寄り添うことができる人」になる。そういえばこの前の『ナイトスクープ』の東福岡も、それの極みだった。
もしかして、そもそも人間的に成長しなければ波に乗ることは出来なんじゃないか?海が試してくれている?
見ていた次女が「パパ!立ててたじゃん!」と言っていたが、多分それは1~2秒くらいのもんであり、確かに俺はまだまだ「1~2秒程度の人間」。う〜ん、超思い当たる。
良いスポーツだな、サーフィン。またすぐに行きたいわ。
あぁなんと楽しい時間だった。photo by 父
俺は子供の頃、島根の良さや楽しさが全くわからなかった。
次女と三女には島根の楽しさを知ってもらったその上で、自由に羽ばたいてもらいたいと思う。
そして子供たちが故郷、いや野球やらラグビーやらで県をまたいで入学してきてくれた子たちまでもが島根を自慢できるようになるには、やっぱり大人がもっと頑張らなければ。
「サーフィンも出来るし、スキーもスノボも出来る」
「あと、パスタとピザが美味しいお店があって…」
そんな風に思ってもらえるように、明日からまた引き締めて頑張ろうと思います。今日のサーフィンの先生、ありがとうございました。