家族
2024年5月5日(日)
早朝、長女の住む宝塚へ出発。5時間の旅。
このGW中、お店は連日の大入りで誠にありがとうございました、充実感のある営業でした。
しかし。
20人から集まったマスターの親族への「お・も・て・な・し」に、俺とカミサンの肉体的/精神的疲労は爆発寸前。
肉体的疲労は構わんのだ。
俺もカミサンも、家族(我々2人にとって家族とは、従兄弟もハトコもそれにまつわるすべての人がみんな家族という認識)が集まって仲良く過ごすのは大好きだから。
だが、いとこの1人がここ数年大いに問題を抱えており、しかもそれがテメーの無責任の末の事。
その問題について、GW中、仕事が終わってからも連日家族大会議が続いた。
いとことはいえ、俺にとってはそこらの兄弟よりもずっと「弟」。
なんとかしてこいつの人生が前向きなものになるように説得を続けるのだが、「でも」と「だって」を繰り返すばかり。
なんでなんや。
兄ちゃんだって、倒産してド貧乏だったのを知っているだろう。
でもそこからはカミサンと一緒にどん底からカッコ悪くともなんとかかんとかやって来て、そういう頑張ってる姿を恥ずかしくても見せて来たじゃないか。
弱音も吐いてイイし、無様でもイイ。それでも頑張ってたらなんとかなるんだぞと、お前に見せて来たつもりだった。でも、お前の手本にはなれんかったんか。
連日、苦い酒だった。
お昼、宝塚到着。
この1年間、カミサンの実家にお世話になっていた長女がついに1人暮らしを始める。
今日はその引越し作業。
お義父さんお義母さん、カミサンのお姉ちゃんファミリーも手伝いに来てくれて、賑やかに引越し作業。
周辺にはドラッグストアやホームセンター。コンビニはもちろん、使いやすそうな飲食店も多い。
お部屋はこれまた広くて快適。駅からも程よく、大通りからも少し離れていて静か。
俺もカミサンもお義姉ちゃんも、「ココ、住みたい…」というほどに恵まれた環境。よかったな、長女。
足りないモノはニトリで調達。ニトリも近いんだから(なんとユニクロも併設!)、別に何も揃える必要はない。その時にくればイイんだもんね。すごい便利な街だな〜
夜。今夜はカミサン側のファミリーで宴会。
昨日までのおもてなしの事を思うと、今日は逆にお義母さんに迷惑をかけてしまっているのはわかっているのだが、それでも甘えて上げ膳据え膳で酔っ払ってしまった。
娘達もみんな大きくなったので、寝る場所も争奪戦。
俺はソファで寝かせてもらった。
2024年5月6日(月)
昨日はベッドを運んだが、今日はデスク。
お義父さんと俺とで運ぶのだが、カミサンが「もっとナナメに!そうじゃなくて上を持って!」と応援っぽくクレームを入れてくる。
俺もお義父さんも「うるせぇ!」と言いたいのだが、なんせこの机がメチャクチャ重くて言い返す余裕がない。
足も、腰も、もう限界よ。
それでもなんとか運び込み、これで一応は重たいものは終了。
あとは業者さんが冷蔵庫と洗濯機を運んでくれるのを待つばかり。
その間、長女と自転車を購入しにホームセンターへ。
そこで買った自転車でアパートへ帰る長女。人生が、どんどん加速していく。
お前が頑張って、ここまですべて自分で手に入れた人生だ。胸を張って前に進んで欲しい。
それは全然独りよがりではない。お前のその飄々としたクールな姿こそが、カミサンと「俺たち頑張ったよな」「ホントそうよね」と語り合わせてくれる自慢の娘なんだから。
ただ、アパートはそっちじゃないぞ。逆だ。
夜。
本来はここで島根に帰らなければならないのだが、俺もカミサンも疲労困憊。これで無理して高速を運転して帰ろうもんなら、事故だってありえる。
というわけで引き続きお義父さんと宴席。上げ膳据え膳。
俺も調子に乗っていたが、カミサンも「ちょっとお風呂を確かめておくわ」と、長女のアパートで風呂に入ってから帰って来た。なんの意味があるんだ。
夜中、井上観ながら就寝。
インタビューで「だから覚えてないって!」を連発していたな。
深夜も深夜、姪っ子と三女が2人で楽しそうにインスタントラーメンを食べていた。
夜中のラーメンが美味いお年頃だもんね。羨ましい。
2024年5月7日(火)
島根に帰る前に、最後の引越し作業。
洗濯機の横の棚の足場を作る。お義父さんも来てくれて、ちょうどイイ足場ができた。
帰る前にアパートのそばのスーパーで食材なども揃えた。すごい流行っているスーパー。お安いし、モノも豊富。ホント、イイところで過ごせるんだなぁ。
長女、どうぞ楽しい大学生活を。
島根に帰ると、ホットケーキの残りがあった。留守番していた次女が、自分でこしらえて朝ごはんにしたんだと。弁当も自分で作って持っていったらしい。
娘達、みんな成長していってくれるね。
ならばマスターの出来ることは、
健康で、前向きに、仕事を頑張ることに尽きるな。
明日からまたお店頑張ります。
店と、我々ファミリーと、どうぞよろしくお願いいたします。