またもや選ばれず
2023年11月10日(金)
飲みすぎた。
弁当作りたかったが、朝食にジャムトーストとカフェオレを作るのが精一杯。
夜中、ハイボール飲りながら引き続き今村翔吾先生の『塞王の盾』を読んでいた。1/3まで読んだところでは、「ん、ん〜〜〜?」と感触が悪い。なんというか、「『笑点』に出てる噺家が地方でする落語」を聴いているような感じ。
「絶対に『直木賞』を穫るんだ!」という今村翔吾先生と編集者の強い意志の表れでもあるし悪いことではないとも思うが。
なんて思っていたが、半分を過ぎた頃からお話がグイグイとドライブして行って、いよいよ対決か…の部分からは、これまで溜めて溜めてきた分が溢れてくる。
しかしイイ感じで酔っ払ってしまったので、ちょっと休憩して別の本。
『デス・ゾーン』。ある1人の登山家を追ったノンフィクションなのだが、読めば読むほど「もう止めてやれ」って…。
俺はあまり好きな監督ではないのだが、その森達也が言った「お前が作ったんだろ?」はドンピシャ。栗城も悪いが、河野氏も悪いよ…
って、ハイボールとレモンサワーのせいだけでもなく、本でも悪酔いしてしまった。
ランチ。
金曜のランチはおヒマなのでノンビリしていたのだが、後半は忙しくなってくれました。どちら様も、ありがとうございました。
キッチンではカミサンが「邑南町に火野正平が来てたらしいよ!」とクリエイティブS女史と盛り上がっている。
俺は何日か前にお客様からその情報を聞いていたから驚きはなかったのでそのトークには参加しなかったのだが、数年前の『千鳥の相席食堂』に引き続き、我々「喫茶とおりみち」はまたも撮影現場に選ばれなかったという事…。くそぅ…
クリエイティブS女史からは「夫婦喧嘩してる店には火野正平は来ないのよ〜」とからかわれたが、火野正平なんて夫婦喧嘩どころじゃ済まねえだろって話。
夜もバタバタと忙しくさせていただきました。ありがとうございました。
夕食はカミサンが天ぷらを揚げてくれていた。鱚の天ぷら。とても美味しい。
天ぷらをよばれながら、あぁ俺はずっと「子供らにとってグッドパパにならなければ」とか「カミサンにとってイイ旦那にならないと」など、家の中ですら「誰かに良いように思われたい」ばかりだったな。
それが思うようにいかないからと、いつも癇癪を起こしてしまって…
そもそも信頼というものがあったかどうかはわからんが、明日からはそれを取り戻せますように頑張ろうと思います。
新猫のウニちゃんが慰めに来てくれた。S女史は「ウニちゃん、イイおうちに流れ着いたね〜」と言ってくれていたが、いやいや、我々(特に俺)が猫たちに癒やされている。