柿配り
2023年10月26日(木)
日曜日に夫婦喧嘩してから、今朝も相変わらず不貞寝。
絶対にお弁当も朝食も作らないし、お洗濯もしない。
朝9時。
カミサンが仕入れに行ったのを見計らってキッチンに向かい、今日はクリエイティブ業ではなく、「夫婦喧嘩お悩み相談コンサルタント」としてS女史に話を聴いてもらう(当店では「仲裁」というのもれっきとした業務である)。
こちらとしては真剣に話しているのだが、S女史に「だ〜っはっは!ごめん、それ笑えるわ〜!」で返され続けていると、確かにどーでもイイ事だなと思えて気が楽になってくる。
男同士だと、どうしても「タフ」を演じてしまう。だから、なかなか本心から悩みの吐露は出来ない。オバサン友達がいて良かった、ありがとう救われます。
ランチ。S女史のおかげで清々しい気持ちで営業(まだ夫婦の会話は無い)。
ちょうどイイ感じの営業だな〜、と思っていたが徐々にドンドンと忙しくなる。
しかし。そうやってランチが忙しくなってもカミサンは全然店に現れない。
俺がお弁当やら朝食をしない事へのリベンジなのかはわからないが、俺も本当に反省しているし、早くキッチンに帰ってきて欲しい。オーダーも溜まってきた…。
ご予約していただいて、本日が初めてのご来店というお客様から「ステキなお店ですね〜」などとお褒めをいただくのだが、コミュニケーションを取ろうにも俺もS女史もいっぱいいっぱいで、「へ、へへ」と苦笑いするので精一杯。
今はコミュニケーションより、とにかくオーダーをこなさなければ。
ただ、そのご予約のお客様に何か違和感が…。
2人とも、なぜか手に柿を持っているのだ。枝も葉っぱも付いたままの、まるでそこらで今ちぎって来たかのような柿を。
「この柿ですか?メガネの女の人が、駐車場で配ってくれてましたよ」。ロッテンマイヤーさんだ。
カミサン、職場放棄して駐車場で柿配りしてるらしい。そんな報復の仕方あるかよ…
それでもその後はキッチンに帰って来てくれてなんとか事なきを得たが、S女史も「まさか柿配りとは…」と、カミサンの狂気におののいていた。
夜はお店お休み。
さすがにヤバイと思ったので、今日は俺が夕食作り。
反省も反省。
しばらく休ませてもらい冷静にもなれたので、今夜は明日のお弁当と朝食も仕込んだ。朝食用のフレンチトーストと、お弁当用のかた焼きそばの餡。
明日はカミサンとの2人営業でございますので、常連様におかれましては、どうぞ大忙しにさせていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。