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2023-10-03

エブ・エブ

2023年10月2日(月)

お弁当。

昨夜のウチに仕込んでおいた味玉とえのき豚巻き。しらすピーマンと。

 

次女を送り出してから、ゴミ出しがてら少し散歩へ。エエ天気になりそうだな。清々しくて、体調も良かったのだが。

 

カミサン変わらず絶不調のため、本日もお休み頂戴いたしました。ご不便をおかけしております。

 

俺は元気なので、今日は田んぼへ。タイミング的にはまだちょっと早いかもしれんが、せっかくのお休み、有効活用させてもらおうと思う。

 

稲刈りの終わった田んぼを耕す。有機物の分解やら、乾土効果があるらしい。あと、なぜかオフクロが喜ぶので。

 

朝7時から延々とトラクターを運転。

田んぼからは店が見えるのだが、何台か駐車場に入っては帰って行く。誰もがホームページやインスタで店休日を見るわけでは無い。急に休みにしてしまったし、申し訳ございません…

 

14時。

駐車場に入っては出ていく車も減ったころ、学校のジャージ姿の高校生がどうやら、歩いて食事に来てくれたのが見える。学校からは6~7kmはあるぞ…

 

「close」の看板を見つけて残念そうにしているのが田んぼからでもわかる。

俺も申し訳無さで辛くなり、急いでトラクターを降りてお店へ。

 

高校生は「申し訳ないです〜」と言ってくれたが、急な休みで申し訳ないのはこちらの方。チャチャッと着替え、たらこカルボナーラとミートソースをこしらえた。

「ありがとうございました!」と元気にまた歩いて帰っていった。無駄足させずにいられて良かったわ。

 

18時、田んぼの荒起し終了。およそ10時間。ヘッタクソな荒起しだが、味があると言っていいでしょう。

 

2023年10月3日(火)

深夜、発作。参った。

痛みの強さはいつもの倍で、発作の時間は4倍の長さだった。

 

他の群発頭痛の人のブログなどを読むと、全く同じ気持ち。俺たち、日本が銃社会じゃなくて良かった。

ぶっ倒れているカミサンにも心配をかけてしまった。

 

朝。昨日の10時間トラクターも相まって、カラダが全然起き上がってくれない。首や背中がガチガチになっている。

しんどいカミサンに弁当も朝食もやらせてしまった。申し訳ない。

 

群発頭痛というのは普段なら発作中以外は全然普通の生活が出来るのだが、今日は半日経っても痛みが残っている。

カミサンの不調で休みにしたつもりだったが、俺の方こそ使い物にならんかったわ。

 

昼過ぎてからようやく痛みが退いてきてくれた。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』視聴。自分の人生の「あの時あっちを選んでいたら」のifを辿るアクションストーリー。

仕事でも生活でも、日々に問題が山積しているような我々中年世代なら、誰もが空想してしまう話だ。

そういえば最近も「人生やり直すなら、どこからやり直したいですか?」と訊かれたな。

 

この『エブエブ』。

コメディ要素も強いアクションではあるが、「生き直すならば」という問いかけには結構感動させられてしまった。

ただ「手元に銃があれば」などと思ってしまうほどの昨夜だったから、今日もずっと生きるよりも「死ぬ」について考えていたのだけれども。

 

遺書、というほどではないがもし俺が早々に居なくなってしまうような事があれば、娘たちにはその事実をまだ他人には話さないようにと遺したい。

 

すでに長女は家を離れているけれど、遠くない将来、次女も三女も同じ様に島根を出て行く事だろう。

高校が終われば、そこから突然たくさんの大人と接する機会が増える。

その時にもし俺が居なくとも、「両親は田舎に居るが健在で、いつでも頼れる状態にある」という雰囲気で暮らしてほしい。

 

悪いヤツは「孤独」につけ込む。

タフに大人になって欲しいと願っているが、そうなるまでには時間がかかる。本当に信頼できる社会を形成できるまでは、ハリボテの親でも役に立つだろう。

子育てのゴールは独立であると信じているが、独立というのは「孤独」とは真逆。むしろ「信頼できる依存先がいくつもある」という事。

頼れたり、相談できる人をできるだけ多く持っていて欲しい。

 

若い人たちが犯罪に巻き込まれる時というのは、被害者も加害者も、本当の相談ができる相手がいないから起こる事も多いと思う。

 

非常に反省しているのだが、店のカウンターや飲んでる時の与太話で、「ジャニーズではシングルマザーで育った子の方が重宝されるらしい」というバカな話をした事がある。

何で読んだかも覚えていないが、たしか「芝居では、片親だった子の方が『寂しさ』を演じられるから」と書いてあった。

 

しかし今になってみれば、あまりに胸クソの悪すぎる話。

要はあれは「シングルマザーの家なら、父親に相談される心配がない」という、あの犯罪者のあまりに卑怯なやり口だっただけワケだ。

ひたすら弱い者を食い物にしたあの化け物の逃げ道を、遠く島根の山奥でも美化したように話した自分にもメチャクチャに腹が立つ。

 

だから俺が居なくても居てるフリして暮らして欲しいと遺そうと、夜中に本当に紙とペンを用意したのだが、アタマが朦朧としちゃってて何もかけなかった。もう10年も毎晩こうやってなにか書いているはずなのにな。

とはいえ、これを娘らに直接話すのも難しい。

出来るだけ健康でもう少し生きてやるのが、娘らにとってイイ事かもしれん。頑張らないと。

 

夜は完全回復。

夕食に、チヂミときんぴらを作った。

 

ただ、カミサンの方はいまだ回復できず。

申し訳ありませんが、もうあと1日2日、お休みをちょうだいしようと思います。

 

我々もう少し長く働くためにも、どうぞよろしくお願いします。

 


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