入学式
2023年4月3日(月)
夜中。
TVerで、ドキュメンタリーを視聴。東野幸治がラジオで「面白かったですよ、あの番組」と言っていたのを思い出して。
俺の思う東野幸治という男は、今お笑い芸人の中で「最も信頼できるエンターテイメントキュレーター」。佐久間宣行とタメを張る、業界屈指のインプット人間だと信頼している。ちなみにカミサンの高校の先輩にあたるそうな。
で、観てみたのだが…
面白くない。
「荒い」し、けどなんか「上手」だし。観ていてなにかゾワゾワするばかり。
しかし途中で伊集院光が「あ…、これ…」と、つぶやいて涙をこらえている瞬間から俺も「あ…!」
今も俺がずっと毎日日記を書き続けている理由の人がそこにあった。
現在は非常に辛い状況にあるというのは見聞きしている。
お会いしたこともないし、手元には友達がプレゼントしてくれたサイン本があるだけ。
それでも俺はあなたに憧れ、救われ、今がある。あなたが居なければ、映画にもラジオにも落語にもヒップホップにも出会えなかった。筋トレだって、あなたのおかげだ。
「立ち上がれ」。
番組のなかで連呼したその叫びは、今のあなたには過酷すぎる。
どうぞ今はゆっくりとお体を休めてください。この番組があるという事は、いつでも帰ってこられる場所があるという事なんだから。
いつかあなたに恩返しができる日がありますように。
朝、図書館で借りていたコミックス『銀の匙』を読む。漫画もけっこう置いてくれているのは知っていたが、あまり借りた記憶がない。
「たしか有名なコミックスだったはず」。くらいしか情報がなかったのだが、三女が「ワタシ将来は北海道で暮らすつもり」と言っていたので4巻まで借りてやっていたもの。
それがオイオイと泣くほどの素晴らしい作品。
昨日、麻布競馬場の『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』という生き地獄のような小説を読んでボロボロになっていた中年にとって、こんなに善きタイミングで出会わせてくれるなんて。
俺自身も大変感動しているし三女のために借りてきた漫画だが、今すぐ次女に読んでもらいたいなと思った。
しかしタイトルの「銀の匙」とは…?
『銀の匙』といえば、10年ほど前に中勘助の同名の小説を読んだ事があったのだが、それがどうつながっているかはまだわからない。
青空文庫で無料で読めるので、みなさまも是非。大正時代の小説なので、少々読みづらくはあるのだが。
『銀の匙』で農業高校の素晴らしい日常を読ませてもらったので、今日も元気いっぱい田んぼで仕事。
昨日とは別の田んぼ。
100メートルほど草を刈って、溝に溜まった泥をすくいだす。全然へっちゃら。
終わってから、今度は田んぼを平らにする作業。
本来はトラクターでみなさん上手に出来るのだが、俺は下手くそなので、スコップ持って土を掘り、運ぶ。しっかり汗かいて気持ちがイイ。
帰って来てからお風呂入って、『銀の匙』の続きを。
ごもっとも。
それにしてもカミサンから連絡がない。
今日は長女の大学の入学式。
youtubeでその様子を観られるのだが、何か記念写真の1つでも送ってくれたらイイのに。
寂しさに負けまいと、1人BBQ。豚バラとソーセージと冷凍餃子で夕方からハイボールをやった。
夜中、カミサンからようやく入学式の写真が送られてきた。
が、どれもろくな写真がない。
カミサンが言うには「ディズニーランド級の人の多さ。写真なんて撮るタイミングも場所もなかった」らしい。そうか〜
そうしていると次女から、「これならあるよ」と写真が送られてきた。これが大学入学の記念写真か…。
なんにせよ、大学入学おめでとう。
たくさん楽しんで過ごしてもらいたいと願うよ。