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2023-03-30

長女、親離れの日。

2023年3月27日(月)

早朝。家族みんなで松江に出発。

三姉妹はノリノリ。これからお別れなんだが、みんな気づいていないのだろうか。

 

松江を経由して、それから長女が大学生活を送る宝塚へ向かう。

松江ではイイ結果が出た。つくづく親孝行な長女である。

 

宝塚へ着いた時には、もう暗くなっていた。

 

そこから俺は1人三宮へ。

ここのところなかなか「喰らってしまっていた諸問題」の相談に、水商売の先輩や仲間たちに集まってもらって相談会。

 

情報を集めれば集めるほどに、俺が知っている「事実」と、見えていなかった「真実」の違いが浮き彫りになってきて、余計に気が病む…。

そのまま朝まで順繰りで話を聞いてもらっていたが、こりゃあ全然手に負えないと実感。むしろ「諦め」もついたし、それはそれで良かったんだと思いたい。

 

しかし、イイ事もあった。

カウンターで飲んでいると「もしかして、マスターじゃないですか…?」と妙齢の女性から声をかけられる。

たしかにどこかでお見かけした事があるような気がするのだが、はっきりとしない。

 

すると、なんと俺が神戸でお店をやってた頃の取引先の酒屋の社長の奥様!なんと、おひさしぶりでございます!

社長さんの方はプライベートでもご一緒したりすることも多かったが、しかし奥様の方がよく俺の事なんて覚えていてくれたもんだ。

「そりゃあ覚えていますよ。我々の会社の従業員も、みんなマスターのお店が大好きでしたからね」。

それはありがたいお言葉。でも、そんな好かれるような大した事もしていないし、それに最後の倒産前なんて、全然注文も出来なくなっちゃったし。

「昔、飲食店さん向けにアンケートをお願いした事があったんです。ウチの酒屋について、思っている事を書いてほしい、と」

「その時にマスターの書いてくれた文章がとても嬉しくて。スタッフみんなでコピーして読み続けたんですよ」

 

もう20年以上前の話だが、そうか、その頃から俺は文章を書くのが好きだったのか。

しかも、好きだけじゃなくて、誰かを喜ばせる事が出来ていたとは。

覚えていただけたのも嬉しいが、俺の駄文が誰かのお役に立てていたのはもっと嬉しい。

 

そのまま始発を待って、宝塚へ。

問題は解決しなかったが諦めはついたし、イイ再会もあって嬉しかった。

不思議とあまり酔っ払う事もなく、財布もカードもスマホも無事に帰宅する事が出来た。

 

2023年3月28日(火)

朝のウチはニトリ行ったり、ユニクロ行ったり。

 

夜は、天満で仲間がやってるワインバーへ。なかなか商売は厳しいと言っていたが、今月で国庫から借りた借金が終わるというじゃない。その厳しいという商売しながら、着実に借金を返した。それだけで大したもんだ。

 

そのあとは久しぶりに腹を割って話せる仲間と。こっちは全く問題を抱えていない、気楽に飲める仲間たち。大社長に高級居酒屋とクラブをごちそうになった。あ〜楽しかった。

 

 

2023年3月29日(水)

今日は次女の脊椎の検査でポートピアランドの兵庫県立「こども病院」へ。MRIを撮ってもらって、調べてもらう。

 

その間、カミサンと長女と三女はIKEAや東京インテリアで新生活用のための家具を物色。2人ともに気に入ったデスクがあったようで、それを購入。

 

長女は大学生になるのだが、カミサンの実家から大学に通う事になった。

敷金礼金に家具家電。発生するはずだったこれらの予算はこれで大幅にダウン。それに「初めての一人暮らし」というのは、親としては心配事もやまほどあるはずなのだが、それらも無い。

重ね重ね、本当に親孝行娘である。

そりゃあ、学習机くらい買ってやっても全然贅沢じゃあないわ。

 

次女の方も結果は良好。お前も親孝行だよ。

 

夜はお義父さんお義母さんと、一杯やりながら今後の長女の生活のお願いを。

しばらくお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2023年3月30日(木)

本格的に長女の引っ越しスタート。

カミサンの実家に下宿させてもらうので、長女の生活スペースを作っていく。

 

昼まで手伝って、俺だけ島根に戻る。

猫たちも待っているし、あまりも不在にするのも不用心な気がして。

 

長女の部屋は、机と少しの参考書などが残っているくらい。もう2度と一緒に暮らす事はないのかと思うと、少し悲しくなる。

いや、けっこう悲しくなってきた。

 

 

 

 


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