from 熊本
2022年8月28日(日)
朝。
「お昼はいつもいっぱいだから・・・」と、オープンしてすぐにご来店のご夫婦。ありがとうございます。
朝からピザ、そしてたくさんのお持ち帰りまでしていただきました。
11時過ぎには満席。ありがとうございます。今日もカミサンと2人だが、なんとか頑張ってやって行こう。
神戸では「その日の生活費」を稼ぐのすらも苦しんだ。いつも俺のお店はガラガラだった。
今、満席になったりたくさんご注文をいただいたりする事を、決して当たり前と思わず感謝の気持ちで営業せねばと思う。
・・・けど、カラダが思ったとおりに動かんのよ〜。
もうふたりとも45歳。
朝起きても疲労感が抜けてないどころか、加齢臭までセットでついてきている始末。
ご予約もいっぱい。
お店に入ってすぐの所に置いてあるウェイティングシートにも、ドンドン名前が溜まっていってしまう・・・
しかし、「燃える」ではないか。
絶対にこれをやりこなしてみせるぞと、中年には中年のやり方でココを切り抜けてみせるわと、カラダが動かない分アタマは冷静だった。
そんなピークタイム。
「来たよ〜」
と、学生時代から一緒に暮らしたヤッチャンが、熊本から家族を連れてノーアポでフラリとご来店。
どーしてみんな連絡もせずにやってくるのか・・・。しかも今回は熊本から・・・
募る話は山ほどある。
だってこのヤッチャンという男は、神戸で倒産した時の俺のお店のスタッフ。あのどん底を共に過ごした相棒だ。
相棒なんて言いながら、ロクな給料も払えていなかったんだけど。
忙しいながら、なんとか切り抜けて話そうと思っていたのに、それが、「ごちそうさまでした〜」と食事が終わってそのままス〜っと帰って行った。本当に特になにも喋らずに。熊本へ。
俺の神戸時代の仲間はクレイジーが多すぎる。だが思えば、俺はそれが居心地が良かったんだよな。
親友というのはこういう事。喋らんでもよろしい。
満席のお店を見てもらって嬉しかった。ヤッチャンも喜んでくれていたと思う。
年賀状を見る限り、ヤッチャンが「イケてる図書館かよ!」みたいな豪邸を建てたのは知っていたが、案の定超かっこいいクルマで熊本へ帰って行った。
まさかお互いこんな人生が待っているとはね。
俺に言ったってお前に言ったって、「ウソみたい」と鼻で笑い飛ばしそうなストーリー、やな。
そんなこんなで今日も最後まで待ってくれたお客様にご注文を出せたのは、15時を過ぎていた。
片付けもほどほど。
最後のお客様を見送ったあと、俺もカミサンも崩れ落ちるように寝てしまった。
夜。
今夜も次女と三女と、それぞれ「英語」「漢字」のお勉強。アサリも一緒に勉強したいのか。
三女はいよいよ気合が入っている。過去問も、ほぼカンペキ。
次女は中3だが、あえて「中2」からやり直させている。でもこれがまた素晴らしい復習になっている様子。
「なるほど、そういう事だったのね・・・」と次女の英語の霧が晴れていくような。
ふたりとも素晴らしいよ。
我が家で「お勉強」と言えば長女がそこを担当していたのだが、いやいや、なかなかこのふたりも悪くないではないか。
パパも頑張ろうと思わずにはいられないぜ。
今夜は熊本土産でハイボール。
美味いね。