プロジェクト・ヘイル・メアリー
2022年4月6日(木)
肩の痛みがキツくって午前3時に起床。
三女はカミサンに言われて新学期に向けて6時に起きる練習をするらしい。俺もその時間に一緒に起きてやらねばとならんなと思うと、そこから全然眠れなくなってしまった。
グッドパパになろうとチャレンジしているのなら、そんな事にはならないはず。俺はチャレンジではなくて「グッドパパでなければならない」という強迫観念みたいなモノがあるんだろうと思う。
最近、実は突然三女の不登校が急に不安になってきている。
もう2年も「そのうちなんとか・・・」と目を背けて来たが、実際は何も改善されていない。
もしこのままずっと不登校で、そして社会に出ることも出来なかったら?と、悪い事ばかりがよぎってしまう。
4時前。ずっと混み合っていた「藤井風コンサートツアー」の予約サイトにたどり着けて抽選番号がもらえた。紅白にも出て更に人気も上がっただろうし、さすがのカミサンも今回はチケット取るのが難しいんじゃないだろうか。
6時。なんとか食卓までは来れたが、俺も三女も茶の間でゴロゴロしているだけ。頭は回らんし、カラダも動かん。もう夜通し起きてられる年齢じゃない。
ランチ、大忙し。本日も誠にありがとうございます。
ランチが終わった頃、教育委員会から電話。
三女の今後の学校生活について少し話をしておきたいという事で、カミサンが教育委員会へ向かった。
今の小学校や邑南町教育委員会は、ぞんぶんな手厚いサポートをしてくれておりとても感謝しています。が、父親としては非常に申し訳ないような思いがしているのも事実。
カミサンがしっかりしてくれている分、なおさら自分が情けない。
夜の営業はおヒマだった。
営業後、『プロジェクト・ヘイル・メアリー下巻』読了。『火星の人』に引き続き、今回も非常に素晴らしいSF。物理、化学、生物、環境変動、宇宙・・・。およそ全ての科学の要素が詰まっているが、そのような知識は一切なくてもしっかり楽しく読み進められる。
むしろ「なんでこんな楽しい文章が書けるんだろう・・・」と、その膨大な科学知識よりも、作者のユーモアのところにやられた。
物語は「現在と過去」が行ったり来たりしながら進む。その時間の流れがつまりは作者なりの相対性理論を表しているようだ。
素晴らしいお話だけに一切のネタバレはさけるが、この物語も全前作の『火星の人』も共通しているのは、
「人間には、トラブルすら楽しむチカラがあるはず」
「好奇心を持って前向きに行動すれば、きっと解決できる」
という2点ではないか。
無意味なジョークや根拠のない自信も、ピンチの自分を救ってくれる。
ビビったり泣いたり叫んだりしてもイイ。それでもきっと何かヒントがあるはずだよ大丈夫だよと、アンディ・ウィアーと小野田和子さんは教えてくれる。
とにかく今どん底だったり、元気が出しにくい人にオススメしたい。
そして上の2点に加え、今回はもう1つ大きな忠告というか教えが物語の中で繰り返される。
それは、
「とにかく寝ろ!」
幾度となく起きるトラブルの度、睡眠が解決へ導いてくれるのだ。
アンディ・ウィアーのユーモアと楽しい文章がそう言っているんだから、俺も頑張って寝てみようと思う。
イイの読ませてもらいました。感謝。