エンタメ消費
2022年2月17日(木)
なんにもせずにただ生きているだけ。
映画観てお笑い観て、本読んでラジオ聴いてりゃそれだけで幸せだろうと思っていたけど、いやラクじゃない。
「ビジネスホテルで2週間隔離」とかされてらっしゃる人もいるっつーんだから、まだ全然マシなんだけど。
カミサンはずっと忙しくしてくれていて、おかげさまで確定申告は目処がついた。ありがとうございました。
家族はみんな「どよ〜ん」としている。
エンタメ本日消費分。
MCU『シャンチー/テンリングスの伝説』。まさか2022年にトニー・レオンのカンフーアクションが、しかもMCUで観れるとは・・・。
世界中で大ヒットしているという数字上のデータがあるのだが、俺はさほど食指が進んでいなかった。MCUの新作第1作目というのは、どうしても「作品説明」の役割があって、プロットに物足りなさを感じる。
が、この『シャンチー』の物語は非常にテンポがイイ。途中とラストに「ん?」と思わせるシーンがいくつかあるかもしれないが、MCUを今シーズンから始めようと思っている人には入りやすいお話だと思う。というか、これ観ておかないと多分今後全くわからんだろうから観るしかないのだが。
次、『キングスマン:ファーストエージェント』。みんな大好き『キングスマン』の前日譚。
「ジェントルマンとは?」をメインに面白おかしくスパイ映画に落とし込んで、それでいて「なぜ悪いことをしちゃいけないか?」「悪いやつはどうしてそうなってしまったか?」を伝える童話みたいな映画シリーズ。ド派手なアクションと笑えるお色気で、「こういうのが観たかった!」とだいたい俺のようなおバカな映画ファンには必見の第3作目。
だが今回は少し話が重い。今後もシリーズを進めていくには必要だったとは思うのだが、実際の第一次世界大戦についての知識も少し必要になる。ラスプーチンについてだけでも知っておくと面白いよ。
妻、そして母を亡くした父と息子のお話というのは、奇しくも『シャンチー』と全く同じと言っていい映画だった。
すばる11月号。どっしり重厚、骨太な小説がたっぷり。1ヶ月で読み切れるか・・・
そして『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』大好き。
『浅草キッド』が好きで、水商売が好きな俺にとってはサイコーの世界観。場末で、厭世的で、だけどしっかり生きている。そんな人々のお話。
神戸時代の青春が蘇る。好きだったあの先輩たちはもうどこかに行ってしまって、たぶん二度と会えない。
酒飲みで痩せてて、みんな少し病気がちで、もうとっくに野垂れ死んでるような先輩方だったが、あの頃本当に「生きていた」。
来年や来月や明日さえもおぼつかないような人々の中で飲食業を学ばせてもらったが、俺はみんな大好きだったなぁ。
あんな風に・・・と、たまに思ってしまうのは、それでも今オレが幸せな位置にいつからこそなんだろうなぁ。