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2021-09-30

引き続き腰痛なり

2021年9月30日(木)

今日は病院の日。全然腰が治ってくれない。あー、ギックリ腰飽きたわー。

CTやらまで撮ってもらって、ずいぶんと時間がかかってしまった。

 

待ち時間、本読み。ここのところ大変売れているというので読んでみた。が、まぁ〜響かんね。

 

俺は「性善説」も「性悪説」も、逆のことを言ってるようでしかし結局は一緒じゃないかと思っている。人間をどちらか一方に決めつけているのは同じ事で、そう大差は無いだろう。だいたい、人間っていう生き物は「優しいところもあるし、ずるいところもある」んじゃないの?

ちょっと前に読んだ『FACTFULLNES』にも感じた事だが、今まさにこの瞬間に苦しんでいる人たちにとっては、「でも昔と比べたら世界はずいぶん良くなってるんですよ〜」とか「誰もが本当はみんな善い人なんです!」なんて、そんな学者先生がキレイで過ごしやすいお家の中で書いた本で言われても、「じゃかましいボケ!黙ってろ!」となるわ。

 

島根に帰って10年間。この夏に辞めるまでは中国電力の下請けで、借金取りみたいな仕事を請け負ってきた。

まぁひどい現場ばかりで見てきたせいで「人間とは・・・」と悩み、誰も信用出来なくなりそうな時もあった。

俺を騙したり脅したりした人間も、その瞬間は悪かもしれんが、そうでない時もあるんだろう。そういう瞬間も見なかった事もない。だからみんなちょっとずつダメなヤツで、ちょっとずつイイヤツなんだろうよ。

だから俺は性善説も性悪説もあまり好かんのよね。ルトガー・ブレグマンも落語聴いたらイイんだよ。

 

ただ、こういう響かんと思う本も読むべきであるとは思う。自分の好みに合うようなモノばかり摂取してたらロクなオッサンにならん。なにか発見はあるし、それに過疎地の喫茶店のいちマスターが、歴史学者と論を戦わせるなんてそれこそ本の中でしか出来ない事よ。

ギックリ腰の診察の合間、俺は著名な学者と思いをぶつけ合えたんだから(勝手に)、これは有意義な時間であったと思いたい。

 

夜営業。

今日は少しバタバタと忙しかった。ありがとうございました。

 

 

今日診てくれた先生は「たくさんお薬を飲むのは抵抗があるかとは思いますが、もう1週間ほど辛抱してみてください。CTは大学病院の方にも送って、他の先生にも診てもらうようにしておきます」とたいへんご丁寧な対応。話しやすくて、有り難かった。

それだけで十分。イイお医者さんにあたると、その日の残りはすごく気分良くいれるもんだな。

 

 


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