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2021-05-08

稼いでやろうじゃんかよ

2021年5月8日(土)

夜、借りてきた本をパラパラと。

読みたかった『タタール人の砂漠』は無かった。代わりにブッツァーティの『古森の秘密』を借りてみた。

 

定期的に読みたくなる『タタール人〜』だが、何が面白いって「読んでる俺の変化」が面白い。

30歳で初めて読んだ時はまるでピンと来なかったのに、35、40、と歳を重ねるごとにあれほどにわからなかった『タタール人』がどんどん空恐ろしさを増してくる。

45歳になる今、俺はもしかしてあのジョバンニのようになってしまったと絶望してしまうのでは?

そんな風に感じてしまったらもういよいよ「終わり」に違いないが、ここからまだまだ人生をより良く生きるためにも、「仮想死」を体験しておくべき読みたかった。カミサンに言わせりゃ「なんでそんなモン読むのよ!やめなさい!」だが。

 

朝6時、邑南町の山の中。

この先に蝋人形の館でもありそうなほどに霧が深かった。

 

ランチには間に合うように帰ってこれた。

ランチ、ほどよく忙しくありがとうございました。

 

夜もボチボチ。ありがたい事です。

 

 

東京、関西、同業の仲間たちはみんなムチャクチャに大変そうで心配だ。

 

しかし。

スーパーに卵や牛乳を買いに行った時、顔見知りのおばちゃんから「マスターのお店、コロナでずいぶんヒマなんでしょ?ワタシはかわいそうに思ってあげてるのよ」と言われた。

 

・・・なるほどなぁ。

自分は安全な場所にいておいて、困っている人について嘆くフリをする。善人ぶって発言するだけで特に何も行動に移すワケでもないのに。

 

そんな態度がいかにマヌケな事であるか、おかげでよく実感させてもらったわ。

 

今俺が出来るのはバリバリ稼ぐ事だけ。それしかねぇな。

 

 


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